英語リスニング 聞き流し が適している人・いない人

私は時間がある限り生の英語を聴くようにしているのですが、インターネットなどで情報を閲覧している場合にはAFNなどをかけっぱなしにしていることが多いのです。

英語リスニングの力を本当につけるには、集中して聞くことが必要なのですが、色々な英語の発音に慣れるなどと言う時には、必ずしも集中して聞いていなくても良いように思います。

これをやっていると、今まで聞こえてこなかった英語が突然聞こえてくることがあります。結構嬉しくなる瞬間です。純粋にこれは発音に慣れたということなんでしょう。

英文法の知識があり、英単語をたくさん知っていて、英文をスラスラ読めるけれどもリスニングが苦手だという人は、英語の音そのものに慣れていない可能性があります。そういう方は、できるだけたくさんの生の英語を聞いてその音に慣れるのが1番良いでしょう。

間違ってはいけないのは、やさしい英語でもほとんど聞き取れない人は、これをやらない方がが良いということです。初心者の方はディクテーションなどを通じてまず正確に音を聞き取る訓練をした方が良いでしょう。

やさしい英語をある程度聞き取れるのに、難しい英語になると、途端に難しく感じると言う方には、英語を聞きっぱなしにする方法もありだということです。

英会話 リスニング 耳の偏りを防ごう!

英会話 リスニングに慣れようとCNNやBBCのニュースなどを観ている方もいるかと思います。これに関する私のエピソードを話したいと思います。

私はアイルランドに一時期住んでいて、大量の英語をそこで聞いていたので、帰国した頃はそこの英語が一番聴き取りやすくて、アメリカ英語は非常に聞き取りにくかったのですが、暫くCNNのニュースを見ていたところ、その発音体系に慣れてしまい、あれほど聞きやすかったRTEニュース(アイルランドのテレビ局ニュース)が聞き取りにくくなった記憶があります。

このエピソードから言えることは、どんなに聞き取りづらい英語であっても、それに慣れてしまうと聞き取れてしまうということです。何事も練習ということなのでしょう。

上記のような経験を私はしているので、以降バランス良く世界の様々な英語を聞くよう努めています。

英会話をネイティブスピーカーなどから習っている方は、その人物の英語に慣れてしまい、先生が変わってしまうと聞き取りにくくなるという可能性も大いに考えられます。ですから、日頃の英語学習の際は、その辺りを考慮して、色々な英語に耳を傾け耳の偏りを防止した方が良いでしょう。

英語がワールドワイドになってくると、様々なメリット、デメリットが生まれますね・・・(笑)

英語脳 英会話

英会話ができるようになるには、頭が英語モードになる事(英語脳と言っている人達も多いと思います。)が重要だと思うのですが、それができるようになるための1つの方法は、リスニングを英語でやりながら、聞いている英語に対して、考えを巡らせることだと思います。

例えば、私の場合ですが、CNNのニュースなどを英語で聞きながらよく、問いかけをしています。

中東などで、何か問題がある時に、現場のレポーターが最新情報などを伝えてくれるのですが、そのニュースを見ながら・・・

〝事件が起きた場所から、今現在レポートをしているところまでどのくらいの距離があるのか?〟

〝事件が起きたときに、周りの様子がどのようなものであったか?〟

〝事件の背景にはどういった事情が隠されているのか?〟

などと、問いかけをしています。そして、その問いかけも英語です。初心者の方は英語で問いかけをするのは勿論難しいと思うのですが、少なくても英語で聞きながら、言われている英語に対して、考えるだけなら可能だと思います。

問いかけをしながら聞いていると、理解力も格段に高まりますし、英語で思考しているので、英語モードになりやすいように思います。お勧めの方法です。

英会話 聞き取り が出来るという事。

F1レースを見るために名古屋に行った時に、毎日名古屋駅から鈴鹿サーキット近くの駅 白子駅というところまで近鉄特急で移動するのですが、決勝が終わった日に、自分の指定席のある車両に乗り込んだ時に、前から外国人がやって来ました。そして英語で『間違った列車に乗ってしまったんだ』というのです。

私の近くで、その外国人はそんな独り言を言ったのですが、そんな独り言を聞き取れるだけでも、途端に状況把握をするのが楽になります。

独り言を彼が言った後、前の方に移動していたのですが、どうやら日本人の女性の連れがいるようで、彼女と話をしていました。そうすると日本人の彼女は『この列車でも大丈夫。着くのが10分位早くなるだけだから』と言っていました。

わずか2つの話が聞き取れたただけで、私は以下のようなことがわかりました。

・この外国人は別の列車に乗ろうとしていたこと。

・この外国人は予定していた列車に乗っていない為、指定席のチケットを恐らく無駄にしてしまったであろうこと。(車掌さんがやってきたら、新たに指定席の料金を払わなければならない。私は、見つからなければ良いな~と思っていました。(笑))

わずか少しの情報が聞こえるだけでこれだけの事か分かるわけです。

英会話をするうえで、自分ががしたいことを話す力も必要ですが、聞き取りができることも重要である ということを裏付けるエピソードではないでしょうか?

英会話 聞き流し が効果を発揮する人・しない人

ウェブで英会話学習の方法論に関して、様々な方が、様々な事を言っていますが、その中でよく見るのが『一日中、英語ニュースや洋楽などを流しましょう』というものです。そして『一日中流しっぱなしにしたので、TOEICで〇〇点まで取れるようになった』ような書いてあるものです。

この話をうのみにして英語力を大幅にアップ出来る人と、出来ない人がいます。その差は、基本知識をどれだけ有しているか?というところから生じると思います。基本知識というのは、基本的な英単語、英文法などです。これらが出来ないと基本的な英文が耳から入ってきても、意味がまず解らないのです。意味が解からなければ到底、知識になどなる筈はありません。

日本中の中年女性の結構な数の方が、一日に何時間も韓国ドラマをみていますが、あれだけ好きな俳優に会うために、毎日集中して数時間を費やしても、それだけで『韓国語を理解できるようになった』という人の話を聞いたことがありません。それは当然の事です。基本的な韓国語の単語や文章の構造がわからなければ、~ニダ のような部分しか理解出来る訳はありません。

英語の聞き流しに関してもこれと同じ事が言えます。意味の解からないものは、聞き流してもあまり意味はないと思います。今現在の私のようにある程度知識がある方は、逆を言うと効果はあるかもしれません。そういった方は聞き流しもありかもしれません。

英会話 リスニング コツ

英会話 リスニング力を上げるポイントの一つが集中力です。これには色々な意味が含まれます。

・リスニング訓練を行う期間(音の聞き取り能力を向上させる時には、2年3年とだらだらやらない。)

・リスニング訓練を行っている時は、リスニング自体に集中する。

集中して聞かないと、なかなか聞ける耳は作れないのです。

1日英語の聞き流し教材をかけっぱなしにするのと、15分位ディクテーションを集中してやるのでは、同じ位か寧ろ後者の方が効果があるかもしれません。

私の語学学習人生の中で影響を受けることになる人物に、海外に住んでいた時に会ったのですが、彼曰く『語学学校の強みというのは、毎日数時間必死に聞かねばならないことにより、聞き取り能力が大きく変わることなのだ。』とのことでした。

これは、集中して聞くことを長時間やるということを意味します。

さて、この集中して聞くことの手助けになるのが、ディクテーションなのです。音を何度も必死に聞き取ることになる必要があるからです。書き取りをしないで聞いていると、自分では聞こえているつもりでも、案外落としていることがわかります。ためしにディクテーションをやると、複数形のSとか冠詞のa やthe などはボロボロ落としてしまうことを痛感させられます。

英会話 ディクテーション のやり方。

英会話学習の為のディクテーションの重要性について、前回までのブログで触れました。今日は、ディクテーションのやり方です。

まず、ディクテーションで使うべき教材の選び方についてですが、自分で7割位内容が把握できるものが良いでしょう。

ディクテーションの手順ですが

1.全体を通して3回あまり聞いてみる。

2.一文ずつ止めて聞き、書き出す。(一文が長いときは、適度なところで止めてもよい。)聞き取れない場合は、5回位はトライしてみる。

3.聞き取れないところ、わからないところはブランクにしておく。カタカナで書き出せそうなところは、カタカナで書き出す。

4.答えを見る前に、文法的な観点から、ブランクになっている部分が埋められそうか、検討してみる。

5.答えをみて、間違っている部分は、修正する。(修正する際は、複数形のSの付け忘れ、a  the などの冠詞の付け方まで気を配る。)

6.答えを修正下上で、再度全体を聞いてみる。

毎日ディクテーションをする場合は、可能であれば前日まで学習したところを再度リスニングしてみると一層効果が上がると思います。1日15分~30分あまりこのようにして取り組むだけで数ヶ月でかなり聞き取れるようになることを体感できると思います。

英会話 ディクテーション の効用。

英会話をする上で、リスニングの練習が欠かせない事を以前のブログでお伝えしました。そして、リスニング練習を行う段階では集中して一文単位で正確に聴き取る必要性についてお話をしました。

正確に一文単位でリスニング訓練を行うのに、もってこいなのが、ディクテーションなのです。

実は、私の知っている人で、リスニング能力が高い人の多くがディクテーションをやっていたということを、ある時知りました。それまでの私は、この効用について半信半疑だったのですが、実際に体験してみることで、自分のディクテーションに対する考え方が大きく間違っている事に気付きました。

実際に自分で行ってみて、感じた事は、ディクテーションをやることで、割合短時間でリスニング能力を伸ばす事が出来るということでした。音の聞き取りも鋭くなりますし、集中して聞くので、英単語や様々な英語表現を覚える事も割合用意になったり、覚えたつもりがなくても頭に残っているようで、口からスラスラ出てきて使えるような場合もあったのです。

毎日30分位ディクテーションをやると結構疲れてしまうのですが、この疲れた分だけ英語力はアップするといっても良いでしょう。次回のブログではディクテーションの具体的な方法について記したいと思います。

リスニング 英会話 学習の一部。

英会話学習をするというと、とかく英会話スクールに通ったりなどして、英会話を口から出すことに焦点をあてがちですが、重要であることは、総合力であるということを忘れない事です。

口から出すことも当然大切ですし、英単語の力、英文法の力、そしてリスニング訓練も非常に重要です。

英会話学習を本格的に行うのであれば、ある一定期間、リスニングに力を注ぐことも必要です。

一般的に、リスニングには、2つの側面があると思います。

1.正確に音を聞き取る訓練。(精聴)

2.沢山英語を聞く訓練。(多聴)

どちらも重要なのですが、初心者の方は、量を聞くよりも、正確に聞くことに時間を注がれた方が良いかと思います。というのも、正確に聞き取る訓練を先に行い、ある程度の精度で聞けるようになると、量は後から稼げるようになるからです。ですが、この逆は成り立ちません。

また、正確に英語を聞き取ることをお奨めするもう一つの理由は、仮に大量に聞いたところで、結局『何を言っているのか解からない』状態に陥り、集中力が奪われ、つまらなく感じます。そうすると、何のために大量に聞いているのか?と言う事態になってしまいます。

正確に聞き取る訓練を行い、ある程度聞き取れるようになり、自信がついた段階で大量リスニングに行こうべきでしょう。

英会話 リスニング  本当のリスニング能力を磨くには・・・

英会話ができるようになると、リスニング能力も上がってくるのですが、意外に難しいのはネイティブの人が話している「ひそひそ話です」。

相手が自分と1対1で英語を話してくれる時には、話されている英語を聞き取るのは難しくなくても、ひそひそ話は意外に難しいのです。

例えば、私の場合、向こうに住んでいた時にバスに乗っていたのですが、ひそひそ話を英語学習のために聞き取ろうと思ってもなかなか聞き取れないのです。唯一の例外は、人種差別的な悪口を言ってる時です。(笑)あれは何故か?よく聞こえます。(笑)

TOEICや英検などで英語が聞き取れるようになっても、このひそひそ話は、経験を積まないと、なかなか聞き取ることができないかもしれません。

英語学習を始めると、最初の頃は、英検やTOEICの英語でも、かなり付いていくのが大変だと思うものです。これは当然のことなのですが、実際の英会話と比べると、これらの教材で話されている英語というのはかなりクリアものです。ですから、それらが本格的に聞き取れるようになったら、実際の生の英語を聞き取り編集する必要があるのです。こうしないと、なかなか本当の意味で英会話に必要なリスニング能力を磨くことはできないでしょう。