英会話トレーニングコースとは?

・英会話トレーニングコースとは?

 従来の英会話スクールや英語教室が提案している英会話学習法というのは、大きく分けて2つであるのです。

1.英会話学習者が話す為の空間の提供。(ネイティブ講師、日本人講師と英会話をするレッスン)
2.英文の組み立て方を理屈で教えるレッスンの提供。(英文法の理解をする。)

私がご提案するのは〝第3形態〟です。

. 英会話をする為に必要な要素を細かく分解し、必要なポイントに集中しトレーニングする、細かい英会話訓練。ネイティブの人達が英語を話す時に、発想する方法を、効率よく習得する為のトレーニング。ですから、英会話トレーニングというのです。


・従来型英会話学習法の問題点
  

 
従来型の英会話スクールや英語教室での英会話学習法には、以下の問題点があると私は考えます。

1.英会話を話す為の空間で英語を話し続けても、自分の持っている知識以上の英会話は絶対に出来るようにならない。

英会話をする為の空間に入り、時間を沢山かければ、確かにコミュニケーションは取れるようになります。ところが、自分が持っている英会話をする為の知識の引き出しが3つしかない人は、その範囲までの話ししかできないのです。使える引き出しが100個ある人は、その組み合わせは幾何学的になるので、どんどん色々な話が出来るようになるのですが、英会話をただ沢山してもこの引き出しの数は、急速には増やせないのです。

さらに、何となく通じる英語を話せるようになると、ブロークンな英語でも通じる為に、本人が意識しないとキレイな英語がいつまでも話せるようにならないのです。

2. 英語教師から解りやすい英文法の説明を受けても、学習者自らが英文法に関心を持ち、それをどう応用しようか?という意欲がないと、英文法を英会話の場で応用させる事が出来ない。

英文法の理解が出来ないと、英会話が出来るようにならないからとレッスンを受け理解しても、ペーパーテストや英文法問題では出来るのに、いざ口から出して使おうとしようと、英文法を応用するための引き出しが頭の中にない為、なかなかスグに応用が出来ない という問題が起きてきます。

英文法の説明を受けると割合短時間で活用出来るようになる人とそうでない方がいます。その理由は以下なのです。

  • 英文法を習って割合すぐに口から出せるようになる方は、頭の中でいろいろな英文を作りながらその文法項目を実験しているが、使えない方はそれをやっていない。つまり説明をただ丸暗記している状態と変わらない。

数をこなさなければ、多角的にその文法項目を理解できないので、口からすぐに出す事ができるということは難しいのです。

なぜ英会話トレーニングコースを開始しようと思ったのか?

私はどちらかというと、元々は英文法の理解に重点を置いたレッスンをするタイプの教師なのです。理屈がわかると、応用が利くし、英文法の理解は文章を読んだりする上でも必須のことなので、今でも、英文法学習の重要性を訴える立場は変わらないのです。

しかし英会話教師として、実際に生徒さんに接していくと、理屈の理解というものを非常に苦手にしている方と、理屈が理解できても、その知識をうまく英会話に応用することはできないという方が出てきたのです。

理屈が理解できても知識をうまく応用することができない方のために、今度は、英会話をできるだけするスタイルのレッスンを取ったのですが、こういった方はこのスタイルをとっても、なかなか上達しないのです。

ある日『どうしてできないのだろうか?』と・・・細かく分析していくと、思わぬ発見があったのです。それは一つ一つの要素を正確に覚えていなかったり、各文法要素を生徒さん自身が練習すると言う発想が極めて低くて、頭の中でこれらをかなり時間をかけて考えないと、口から出せなかったのです。

日本語の文章を英語の文章に直すという作業を口から出せるようにと宿題で課しても、ちゃんとやってこなかったり、やり方が悪いのか、思った以上に細かい内容が理解できていなくて、テキストをうまく使いこなせていないという方が、意外に多かったのです。

例えば『私は毎日英語を一生懸命に勉強する』という日本語がある時に、これをうまく英語の文章に置き換えることができない。という方が意外に多かったのです。〝私は毎日英語を勉強する〟の場合は言えるのに、これに〝hardが入るだけで言えなくなる〟のです・・・。私からすると非常に不思議でした。

〝hard〟を〝一生懸命に〟という意味で、しっかり理解していなかったり、これをきちんと覚えていない為に、この文章が言えないという方が多かったです。

そこで私は、もう少し細かい単位で練習することができれば、より効率が上がるのではないか?と考えはじめました。

ためしに、英文法が苦手な方に、細かい単位での練習を何度も何度もレッスン中に行い、その後で自由に会話をさせると、自分の頭の中に身に付いた文法事項が日本語から英語に置き換えなくてもスラスラ言えるようになったのです。英文法が苦手なのに、正しい語順で話し出すのは、私からみると非常に不思議でした。

こうして、英会話に必要な要素を細かく分析することにより、その必要なトレーニングを最適化することによって、より英会話を効率的に習得できるのではないか?という結論に達したのです。

そこで、このような英会話トレーニングを効率に行うためのレッスン・カリキュラムと、レッスン内容を導入することになったのです。


英会話習得を海外生活経験者から考察してみる。

私は1年間アイルランドのダブリンに住んでいたことがあり、海外生活経験がある人間ですので、なぜ自分が英会話ができるようになったのかがよくわかるのです。

会話ができるようになりたければ、海外に住めば良い とよく言うのですが、これは間違ってはいないと思うのですが、そもそも何故海外に住むと英会話ができるようになるのでしょうか?

〝そんなもの英会話の必要性を迫られているからだろう〟と答える方が多いと思うのですが、なぜ必要に迫られると英会話ができるようになるのでしょうか?

それは、簡単に言うと〝必要に迫られるから必要なことだけ言えるようにする必要があるから〟なのです。言い方を変えると、海外生活をしているだけでは、必要な事以外は言えるようにはならないのです。

例えば、私はホームステイをしていましたが、話し好きのホストマザーだったので、このホストマザーに答えるために、必死になって私は英会話をしなければならなかったのです。そうすると、必要なことだけは言えるようになったのです。ホストマザーから、日本社会の問題点についてよく聞かれたので、私はこの問題点についてよく考え、相手に納得してもらえるように説明する必要があったのです。

1つだけ、ここで断っておくことがあるとすれば、私はこのダブリンに住む前に、ある程度英字新聞が読めるという段階でしたので、当然ながら基礎的文法を理解しており、ある程度英作文ができたのです。そういう基礎能力があったので、言いたいことをゆっくり考えながらであれば、ある程度伝わる文章は言えたのです。

ただ、1年間海外に住んでみて確実に分かったことがあるのです。それは自分の持っている知識以上の会話は絶対にできるようにならないということだったのです。もう1つは、相手が言っていることを理解することはできるものの、受け身の姿勢では、何度聞いても、受動的なやり方では、その知識を応用できることはないということでした。

自分が使えるようになりたいと思い、使う努力をしないものは、使えるようにはならないということが分かったのです。

そもそも、どうして日本人は英会話が出来ないのか?

 私が英語教師として、様々な生徒さんと接してきた経験から思うのは、英会話が出来ない方というのは英会話の量が足りないからではなくて『英会話をする為の基本事項が使える形で定着していない』という場合が殆どなのです。言い換えると、言いたいことを瞬時に言える知識や回路が頭の中に無いのです。瞬時に自分の言いたいことを言える状態がないのに、話せないのは英会話の量が足りないからだ考えている方が多いのです。

『我が家のに住んでいる女性毎朝私より早く起きる』こういった文章が即座に作れる方は、英会話練習の量が多くなくても、すぐに話せるようになるのです。『即座に』というのは、この日本語を見た瞬間に英文が閃くレベルです。逆に、ネイティブ講師や日本人講師と英会話をしても話せない方というのは、こういった文章でも満足に作れないのです。

こういった英会話をする為の骨格が身についている方は、あとは語彙力の養成で、更に豊かな英語表現で会話が出来るようになるのです。

『我が家のに住んでいる女性毎朝私より早く起きる
『我が家のに住んでいる老人は、毎晩私よりも遅く寝る。』
『我が家のに住んでいる老人は、痴呆症を患っている

青字の部分が、赤字の部分に変わっただけなので、赤の部分の言い方を知らない方は、この部分を覚える努力をすれば良いだけなのです。

くどいようですが、『英語を勉強したらすぐに、私の弟はコーヒーを飲みにリビングに行った』こういう文章を瞬時に作れる方は英会話がスグに出来るんです。

言いたい材料を頭の中からスグに出せるようにする為には、相手と英会話を沢山話すという、量の作戦で攻めるには、効率が悪すぎるのです。ネイティブ講師と英会話で話をするという手法では、この青字の部分を形成するまでに、いったいどれだけの英会話学習時間を取らなければいけないのか?という問題が出てくるのです。

さらに、青字の部分ができるようになっても、単に英会話をしているだけではこの赤字の部分はいつまでたってもできるようにはならないのです。というのは、赤字の部分である新しい表現が出てくるまでジッと待たなければならないからです。自分が新たな知識を習得する為に、待つ時間は、宝くじの1等賞を待つような効率が悪いものなのです。表現豊かな英会話が出来る為には、赤字の部分を積み上げていく努力をしていく必要があるのです。

50歳位で英会話に興味を持った方が、この方法(=英会話量で攻める)で学ぶと、莫大にお金を投資するか、莫大に時間を費やし、きつい言い方ですが、話せる頃には鬼籍に入っているか、自分が誰だかすら解らない状態になっているでしょう。

英会話能力を効率的に短い時間で高めたければ、上の青字が入った骨格の文章を言えるように早く仕上げて、赤字の部分の表現をできるだけたくさんストックして行く事が1番効率的なのです。

・言いたいことを瞬時に言えるようにする為には合理的な英会話トレーニングが必要!

自分の言いたいことをより効率的に言えるようにする為に、英会話トレーニングを段階的に進めて行くことをお勧め致します。

トレーニングは、自分の言えない部分から開始します。ですから、無駄なく、効率的に行えるのです。

英会話ができるようになることは、車の運転に似た感覚があると私は思っています。車の運転がスムーズにできるためにはいろいろな動作が瞬時に行えて、状況に合わせて対処法を変えていく必要があります。

例えば、最初はブレーキの踏み方やアクセルの操作の仕方から入るわけですが、頭で理解することに加えて、ある程度数をこなしてトレーニングすることで、だんだん運転が上手くなります。また実際に道路に出て、車の運転を行うことで、車線変更の仕方などを学んでいきます。

自動車学校では段階的にいろいろなことを習ってきます。ところが英会話の授業では、いきなり道路に放り込まれて車を運転させる練習の仕方(=英会話を話せる空間に行って話す習得方法。)や説明を受けて理解する学科の授業(=英文法の授業)のどちらかに偏ったことをやっているからダメなのです。

一人一人の使えない知識を段階的に口から出して沢山練習=英会話トレーニングをすることで短時間に効率よく英会話習得ができるようになるのです。

札幌 英会話トレーニング HOSHINO英語教室

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