英会話攻略法

英会話が出来るようになる人・ならない人の分かれ道。
英会話が出来るようになる為の攻略方法。

・英会話が出来る為の条件とは?

英会話が出来る為にはどうすれば良いのか?という事を、自分が全く英会話が出来ない頃から始まり、英語教室を構えるようになり、英語教師として長年考え、生徒さん達と接してきたのですが、同じ事をやっても、苦も無く簡単に出来る方と、出来ない方がいるので非常に不思議だったのです。才能の有無もあるかもしれません。ですが、どうも一定のパターンがあることが段々分ってきたのです。英会話を上達させる為の切り口を以下に記したいと思います。

英会話が出来るという事は、どのような条件を満たしていれば良いのでしょうか?それは以下の2点であると思います。

1.自分の口から発した英文が伝わる。(これには、正しい語順、イントネーション、発音が含まれます。)
2.相手の言った英語を理解できる。(相手のいう英語を理解出来る。)

これら2つの事がスムーズに出来るようにすれば良いというのが、当英語教室の考え方です。ですから以下にこれらが出来るようになる為に必要なプロセスを記して行きたいと思います。

・英会話習得の為にモチベーションを維持する。

英会話を上達させる為に必要な事は〝どれだけ真剣にある一定期間英会話学習に取り組めたか?〟であると思います。英会話学習を継続させる為に、一番重要なのは〝モチベーションが維持出来る事〟それではどうすれば、動機は維持できるのでしょうか?ポイントは以下に絞られると思うのです。

1.細かい目標設定を行う。
2. 英会話を習得したいという渇望にも近い願望。
3.英会話学習そのものが好きである。

上記のいずれか一つでもシッカリしていると、英会話学習というのはそれなりに出来るようになるのです。

1の目標設定をする場合は、達成するのが容易ではないが、真剣に取り組めば出来ることを細かく設定する必要があります。

英会話習得に失敗するパターンの一つは、今現在英会話が殆ど出来ないのに、『3年後にはペラペラ話せて字幕なしで英語がみられるようになる。』こういう目標の立て方です。

一見、具体的なようですが、これは細かいステップの目標がないから、うまく行かないのです。私が『3年後に日本を代表する財閥のトップになる』と言っているようなものなのです。具体的な細かいステップが無いものは、目標ではなくて妄想なのです。

具体的に行動を始めないことには、物事は進みませんから、出来ることからスタートし、自分の能力と照らし合わせて、少しずつ高い目標を設定していくことを継続することです。

2の英会話を習得したい渇望にも近い願望もモチベーションを維持するのに役立ちます。心の奥底から強烈に湧き上がるものである方が良いでしょう。実は、高校時代の英語の点数が26点などだった事もある私が、現在英語教師を生業としているのは、強烈な願望があった為なのです。

例えば、私が英会話が全くできなかった頃に、どうしても英会話が出来るなりたいと思ったのは、 F1レーサーのアイルトン・セナと一度会い、英語で話をしてみたいと思ったことなのです。

アイルトン・セナは1994年のレース中に事故死したため、この夢は叶わなかったのですが、その後何人ものF1ドライバーと英会話をし、サインをもらったり一緒に写真を撮ってもらったりなどできて、目標が達成されたのです。(英会話が出来るようになるより、F1ドライバーと英会話をする機会を何度も持つことの方が100倍難しいと今では思えます。(笑))

強烈な願望から英会話がどうしてもできるようになりたかったのですが、これは全く会話ができなかった状態から学習意欲を継続する上で非常に励みになりました。

最後の3ですが、これは言うまでもないでしょう。英会話学習そのものが好きになれば、学習が継続でき結果として英会話は出来るようになるのです。

・基本英文構造の習得で攻める!

英会話が出来ないという方の多くに共通しているのが、基本的な事がきちんと言えないこと。例えば
ちょっと以下の英語をスラスラ、きちんと言えるか試してみて下さい。

  • 英語を話す。
  • 英語を上手に話す。
  • 英語を流暢に話す。
  • 英語で話す。
  • 英語で彼と話す。
  • 英語を上手に話す事が出来る。
  • 学校に行く
  • そこに行く
  • 外国に行く

使っている英単語の量は少ないのに、こういう事がスムーズに言えない方が多いのです。

実は、英会話が出来ないと嘆くかた方の多くは、基本的な事が使える形で頭に入っていない場合が非常に多いのです。

英会話というのは、頭の中で瞬時に英作文をして、それを口からスピーディーに出せる状態を言うのでこのような事をスムーズに口から出せないと、英会話の練習量をいくら増やしても大して上達しないのです。

手持ちの話す為の材料が少なければ、少ないほど、話すのは難しくなりますし、この小さい単位を素早く出来るようにならないと、英会話は上達しないのです。


・英単語量の拡大で攻める!

『基本英文構造の習得』が完了したら、そこからの英会話学習の展開は非常に簡単になるのです。
例えば英語を勉強する。という表現の後ろに来る言葉が変わると、格段に表現に幅が出るのです。

  • 英語を勉強する。
  • 英語を毎日勉強する。
  • 英語を一生懸命に勉強する。
  • 英語を何度も何度も勉強する。
  • 英語を長い時間勉強する。
  • 英語を数時間勉強する。
  • 英語を毎週火曜日に勉強する

英語を勉強する という表現に、『毎日』『一生懸命に』『何度も何度も』『長い時間』『数時間』
『毎週火曜日に』こういった表現が加わるだけで英文の様相はかなり変わるのです。女性が付ける口紅の色一つで、雰囲気がかなり変わるのに似ているかもしれません。(笑)同じ人物なのに付けるもの一つでガラリと変わるのです。

英単語を入れ替えて、英文はかなり変わるのですが、これが出来るようになる為には『基本英文構造の習得』を早くする方が良いでしょう。

口紅を塗る前に、唇がなければ塗れる訳などないのと一緒で、英単語量で攻める前に、基本英文構造の習得をまずガッチリやる方が時間的にお得なのです。

・疑問文練習で攻める!

 英会話が出来るようになりたければ、色々な疑問文が作れるようになることが非常に有効です。

それは、疑問文が色々と作れると、相手が話す答えのポイントが絞れる為です。ポイントが絞れると、相手の言うことを理解するのがより簡単になります。例えば、
「あなたはどんな食べ物が好きですか?)と相手の人に話した時に『私は英語が話せます。』という答えは返ってこないでしょう。

自分の聞き取り能力がそんなに高くないときには、様々なタイプの疑問文が作れることで自分の聞き取り能力の弱さを補うことが出来るのです。ですから、いろいろな疑問文が作れるように練習することは非常に重要になるのです。

もう一つの、疑問文が作れることの効用は、いろいろな疑問文が作れると相手から多種多様な話が引き出せるので、結果として会話が非常に盛り上がるのです。

英会話に限らず日本語でもそうですが、いまいち会話が盛り上がらないという相手がいます。様々な理由が考えられますが、様々な話題が話をする時に登れば、会話が盛り上がらない時でも、それなりに話が出来るようになるでしょう。そういうことで、疑問文を色々作れることで、会話を盛り上げるきっかけ作りにもなるのです。

・発想の転換で攻める!

 英会話ができないとおっしゃる方の中には基本的な英文の瞬時に作ることができる方もいます。また、英単語を結構知っている方もいます。

ですが、英会話ができないと悩んでいる方がおられるのです。このような方がどうすればよいのでしょうか?それは『発想転換ができるようにすること』であると思います。

例えばあなたが、札幌時計台に行きたいとします。このときに『札幌時計台への道のりがわかりますか?』と言いたいとします。これがもし、緊張したり英単語をど忘れして英語で言えないという事態になった場合に、発想の転換がうまくできると乗り切れるのです。

これはつまり、別な英文を瞬時に思いつけるようになる訓練を言うことになります。先ほどの時計台の例ですが『札幌時計台の道のりがわかりますかと?』いう英文を思い付かない時には・・・

・時計台はどこですか?
・あなたは時計台を知っていますか?
・時計台はバスで行きますか?
・ここから時計台まで徒歩でどの位時間はかかりますか?
・時計台までの距離はどの位ですか?

などと疑問文が作れると、質問を受けた方は『ああ、この人は時計台への道のりが知りたいんだ』ということで、きっと案内をしてくれるでしょう。このように、ひとつの英文で行き詰まったときに、発想の転換をすることは英会話をする上で重要なことなのです。

そして、発想の転換は訓練で上達できるのです。

・様々なシチュエーションの応対で攻める!

外国で生まれ、そこで成長したり、英語圏に長い時間生活を過ごしていると、様々なシチュエーション遭遇することになるので、結果としていろいろな場所での会話を実践することができるでしょう。

ところが、国内にいながら英会話を学習すると、様々な状況がなかなか手に入らないので、様々な状況を想定して訓練していくことになります。

この時に重要なのは、自分が説明できない事を、自分の知って英語で置き換える力なのです。自分が言いたい事が言えなければ、相手に疑問を投げかけてその場を回避するという方法も考えられます。様々な状況を設定してそれに合わせてトレーニングをしていきます。

リスニングトレーニングで攻める!

英会話の練習をする時に、リスニング練習など関係ないだろう?と思う方も結構いると思うのですがそれは違うのです。

英会話を構成する重要な要素の1つには、相手が言ったことを聞き取ることが出来る力が求められからなのです。

英会話能力が低いときには、様々な疑問文を作ることで、その弱さを補うこともできるのですが、理想は、やはり、色々な英語を聞き取るための力をつけると言うことです。

リスニングトレーニングは多種多様なので、ご自分に適した方法でやってみるのが1番良いでしょう。

英会話学習をする時に、リスニング能力を磨いておくと、将来的に資格試験例えば英語検定やTOEICを受けた時にも必ず役に立つでしょう。というのも、これらの試験の中にはリスニングが入っているからです。

・リーディングトレーニングで攻める!

英会話をする上でリーディングトレーニングなど関係ないと思う方もいると思います。

確かに、日常英会話を出来るようになりたいと言う時に、最初にする必要はではないでしょう。しかし英会話はリスニングの要素が深く関わってくるので、リスニング能力が低いと英会話の練習をする上でやはり困るのです。

英文が長くなってくると聞き取れないという方は、長い英文を理解する力がないからなのです。つまり長い英文をしっかり読むことができないからなのです。

ですから、長い英文を読んで審議に理解できるようになる訓練もまた少しずつ進めて行かなければならないのです。

また、英会話を行うときには、上に述べたように英単語をたくさん知っていることで、表現に幅を持たせることができるようになります。英会話をしながら、その都度、英単語覚えておくというのもやり方としては間違いではありません。ですが、英会話をしながら英単語を覚える場合と、リーディングや、リスニング練習などをした時にに、習得できる英単語の量では、リーディングやリスニングを行った時の方が圧倒的に量を稼ぐことが出来るのです。

そういった理由で、リーディングトレーニングの観点から、英会話を攻略するという発想も必要になるでしょう。

札幌 英会話トレーニング HOSHINO英語教室

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