英会話 病院 編

 

英会話 病院 編

 

海外生活をしている時に、一番気がかりな事が、自分の健康状態である。

既往症がある人は勿論、万が一病気になった時の為に、流れを知っておくと便利である。今回は 英会話 病院 編 について述べたい。

 

病院ではどのような英会話が必要になるか?

 

あくまでも私の経験論からであるが、海外の病院で医師と英会話をする必要がある時には、以下のやりとりが必要になる。

 

1.自分の病状を英語で説明する力。

2.不明な点について疑問を尋ねる力。

3.一般的な雑談。

 

特に最初の2つが非常に重要である。

 

症状をある程度英語で説明出来るようにしておく。

 

海外で受診する時は、当然ながら、ある程度自分の病状を説明できる必要がある。その時には以下の点が説明出来なければならない。

 

・既往症がある人は、どのような治療をこれまで受けてきたか。

・既往症がある人は、どのような薬を服用してきたか。

・どのような症状を抱えているか。(痛みなどがある時は、痛みの種類を説明出来る方が良い。)

 

自分の症状に関連する英語表現がわからないときには、必ず受診前日に辞書などでしっかり調べて、暗記しておかなければいけない。

 

医師に説明する時には、ことさら難しい英文を使う必要はない。日頃練習している短い英文の英単語を入れ替えながら、会話ができれば良い。

 

こんな場面でも、短文英作文の練習は非常に活きてくる。(※ 短文英作文練習に興味がある方は〝短文 英作文 練習が英会話力を上達させる〟を参照して欲しい。)

 

風邪の症状を一通り説明出来る力は応用力になる。

 

既往症がある人でなくても、突然具合が悪くなった時に、風邪の症状全体を知っていると窮地を脱せるように思う。例えば以下の様なものが風邪の症状だ。

 

・頭が痛い。

・腹が痛い。

・下痢をしている。

・喉が痛い。

・鼻水が出る。

・くしゃみが出る。

・喉が痛い。

・咳が出る。

 

風邪だけではなくて、それが他の病気になった時でも少し英単語や表現を入れ替えるだけで、応用が利くようになるので、風邪の一般的な症状は一通り英語で説明出来るようにしておくと便利である。

 

既往症がある人は、もしもの場合に英語の治療記録を持参する。

 

既往症があり、日本国内で医療機関で受診している時には、海外長期生活の前に、必ず自分の症状・治療記録を英文でまとめてもらうようにした方が良い。

 

海外の現地の医師に英語で説明できることが必要であれば、医師に先に書類をに目を通してもらい、その後で口頭で説明すると、簡潔に説明が出来、英語力不足も補えるので、是非そうするべきだ。

 

治療方法や薬に関する疑問を英語で尋ねられるようにする。

 

治療方法が不明な時には、どのような治療方法であるか?と言う事を英語で質問できるようにしておく必要がある。

 

私が受診した時には、医師から「1つの方法を2週間ごとに試していき、症状が改善しなければ、どんどん違う治療方法を試す」と治療計画について説明を受けた。

 

ところが、いくつかの治療法に関しては、聞いたこともないようなものであった。そこで、それがどういうものか?を簡単に説明してもらった。また、薬に関しても、副作用などについて質問をした。

 

さらに、現地で服用していた薬が、私の身体には非常に合っていた様なのだが、日本国内ではおそらく未承認の薬であろうと思われた。

 

そこで、帰国に際し「日本では恐らく今現在使用中の薬は未承認なので、他のどの薬が、今現在服用している薬に成分的に最も近いものであるのか?」と医師に英語で尋ね、代わりの薬について知ることが出来た。

 

おかげで、日本に帰ってきた時にも、薬のチェンジをうまく行えた。こんな時にも英語で疑問文を作成できる力は重要である。(※疑問文の訓練に関しては〝英会話 疑問文 を味方に付けよう!〟を参照して欲しい。)

 

支払方法を英語で説明出来るようにする。

 

私が海外で初めて受診した時には、請求が直接保険会社へいく形になっていたのだが、6か月後からは、現金でまず支払う形となった。

 

支払方法をどのような形で行うのか?をシッカリ英語で確認できるようにしておかないといけない。

 

調剤薬局で薬について英語で質問出来るようにしておく。

 

薬のパッケージを読むと大概の事は書いてあるが、薬局で薬を受け取る段階で薬剤師に直接薬の使い方や服用方法について尋ねることができれば、1番安全であるので、どんどん質問してみると良い。

 

人にもよるが、大概親切に教えてくれるものだ。私の経験上よく尋ねた質問は以下だ。

 

・一日何回使うか?服用するか?

・食前・食後 いつ薬を服用するべきか?

 

薬の使用方法を英語で読める力も必要。

 

薬のパッケージや容器などに書いてある説明を読み、理解できる力も重要である。表現がわからない時には、必ず薬剤師さんに、いなければ自分の家族や友人などに確認することが重要である。

 

また、仮にわからない表現が記されていても、調べるだけで英単語を覚えることもできるので、ぜひお勧めやる。

 

薬の容器や説明書などを目の届くところに置いておき、少し時間の間隔を置いて、何度か説明を英語で読んでみると、そんなに苦労しなくても、覚えることができる。

 

医師の〝How are you?〟には気を付ける。

 

余談であるが私の失敗例についてお伝えしたい。海外でおそらくアレルギーの為なのか、目が無性にかゆくなり、眼科を受診した。

 

その際に担当してくれた医師が、おそらく60歳位であった。私が待合室で待っていると、先生が私が座っているところまでやってきて〝How are you?〟と声をかけた。それに対して私は〝I am fine 〟と返答した。

 

彼の後ろに付いて行き、診察室に入り、席につくとその先生がまた〝How are you?〟と私に尋ねた。再び、私は〝I am fine〟と答えた。

 

先生の年齢がどちらかといえば高齢の部類に入るため、また、私を含めた患者達が沢山いる為に、『先生は先ほど待合室で私にHow are you? と言ったことを忘れたのだろう』と思った。

 

ところが、先生は怪訝な表情をする。そして〝どこか具合が悪いのですか?〟と尋ねてきた。この時に私は〝How are you ?〟には2つの意味が存在するのということに気がついた。

 

案の定診察を終えて、辞書で を引いてみると〝ごきげんいかがですか?〟〝お具合はいかがですか?〟という 2つの意味が載っていた。

 

どうぞ他の方は、私のような大恥をかかないでほしい。

ホームステイ 英会話

 

ホームステイ 英会話

 

海外留学などをする時に、英会話力獲得の為に、ホームステイをしようと思う方もいると思う。私の経験論から役に立つホームステイ 英会話 について今回は記したい。

 

ホームステイではどのような英会話が必要か?

 

はじめて海外家族と暮らし、英会話をするとなると、何が必要で、そしてどのようなことが重要であるのか?分からない  という方も結構いると思うが、私は自身の経験から以下を感じた。

 

・ホームステイでは家族の性格にも寄るが、相手からの質問に答える場面が結構ある。
(これは英語力に加えて『会話力』が必要になるということを意味する。会話力と英会話の関係について興味がある方は〝英会話 会話力 英語が出来るのに会話が出来ない原因は?〟を参照して頂きたい。)

・疑問文をある程度作れる力が必要。

・海外生活で役立つフレーズなどは、ムダにはならないが、自分が受け答えをしながら、必要と思われるものを少しずつ覚えれば良い。

・日本社会の知識を持っていないと会話に困る。

・日常生活用品の英単語を知らなくて困る場合が多い。

 

相手からの質問に答えられる英会話力が必要。

 

様々な質問を家族から受けることが多いので、それに対してある程度答えられる練習をしておくと良いと思う。

色々な疑問文に対して答える練習をしてみれば良いと思う。答えになっていれば良いので、必ずしも模範解答のように答えられる必要はない。

 

Q.明日ショッピングモールに一緒に出掛けませんか?

A.わかりました。

Q.日本では朝ごはんに何を食べるんですか?

A.米、パン、シリアル など人に寄り異なります。

 

上記のような質問に対して答える練習をするのがお奨めである。

声に出して英文を作るのが良いが〝自分が現在持っている英語知識を活かすと、どのような答えを作ることができるか?〟と何度も思考実験を繰り返す と応用力が増すのでお勧めだ。

 

 

好奇心旺盛に質問する。疑問文作成能力の重要性

 

ホームステイで英会話をする際に重要なことは、自ら積極的に英会話を行うという姿勢だ。

この時に重要なことは、好奇心旺盛に様々な事について英語で質問してみることである。

こちらから質問をすると、大概相手は自分に興味があると思うものなので、会話が盛り上がるし、質問をすれば当然相手が答える為に、リスニングの学習にもなるし、様々な会話から、豊富な語彙を吸収することができる。

海外旅行 英会話 勉強法 海外留学 英会話 を上達させる為に でも記したが疑問文をある程度作れる状態にしておくことが、色々な意味で役に立つ。

(※疑問文作成能力について興味がある方は 〝英会話 疑問文 を味方に付けよう!〟を参照して欲しい。)

 

日本社会について良く理解しておく。

 

私が海外に住み始めた当初は、英会話も満足に出来なくて困ったのだが、日本の事をステイ先の家族から尋ねられた時に、意外に答えられないことがあり困った。

質問されてから、様々な日本の事象について真剣に考えるようになり、海外に暮らしている間に日本のことに詳しくなったように思う。失業率の話、教育の話、医療問題、老人問題 などがよく話題になった。

質問されても答えられるように、問題について考えてみることと、上記のような分野について自分で答える時に、どのような英単語が必要になるか、思考実験してみる事をお奨めする。

 

ステイ先の人達と英会話の機会を増やす方法。

 

ステイ先の人達と英会話の機会を増やす方法は考え方によって幾らでもある。重要であることは、自分から積極的にその環境を作り出すということだ。そこで、私が実践した方法を以下に記してみたい。

 

居間でテレビを観ながら一緒に団らんする。

 

居間でテレビを観ながら、家族と英会話をすると、そこから得られることも結構多い。

私の場合あまりにも、正答率が低くていつも悲しい思いをしたが、テレビのクイズ番組は家族とよく観ていた。今でもハッキリ覚えている問題は〝日本の〝神風〟はどのような意味か?〟という設問で答えが〝divine wind〟だったものだ。

また、時々〝世界の面白番組〟のようなものをやっていて、その中で日本の某番組の〝熱湯風呂〟が出てきたのを覚えている。「あれは本当にboiling water なのか?」と聞かれて「本当だ」と答えた。

 

家族と一緒にショッピングモールに買い物に出掛ける。

 

家族と一緒にショッピングモールに出掛け、日常生活品を買うと、その過程で色々な英会話が発生して、面白い。

私はこれに関して本音を言うと、ホストマザーと一度夕飯の用意をするのに出掛け、3時間あまり付き合わされてから、あまりの長さに恐怖を覚え、以降は家族と行くことは無かった・・。

ただ、買い物の過程で自分が知らない英単語を覚える事が出来たり、売られている商品のパッケージを手に取り、読んでみると、日本語の発想では決して出てこないような英語的な表現などを吸収できる。

私は未だに、某メーカーのビスケットを観ると「digestive」なのかどうか?気にしてしまう。これはそういう体験から学んだものだ。

 

子供がいる家庭では、子供と遊ぶ。

 

私がお世話になっていた家庭には子供が二人いたので、たまに遊んだものだ。

そうすると、必然的に英会話の機会に迫られて、自分が一人で英会話本などを眺めながら勉強しているだけでは、知り得ることのない英単語などを吸収することができた。

〝telly〟〝silly billy〟 とかそういう表現は子供と会話をしていて獲得したものだ。

また、スクラブル(scrabble)という英単語ゲームも非常に役にたった。色々な英単語を覚えた後に、ステイ先の子供達とこれをやったおかげで、英単語の記憶が整理整頓されたと思う。

 

積極的に家事を手伝う。

 

ステイ先のホストマザーの家事をよく手伝ったものだ。これは意外に役にたった。特に英単語を覚える上で非常に役に立った。

例えば、掃除機を使う時に、hoover とマザーはよく言っていたので「vacuum cleaner とはこの国では言わないのですか?」と尋ねたり「どうしてhoover と言うのか?」と語源について尋ねると、以降この英単語は忘れなくなった。

 

ご近所さんのパーティーに出掛ける。

 

お世話になっていた家族は、近所付き合いが良い人だったので、たまに夜遅くにパーティーに呼ばれる事があった。

そうすると、英会話をする必要に迫られる。日本社会について尋ねられる事が多かったので、しどろもどろになりながらも必死に英語で答えた記憶がある。普段の家族とはまた違う視点で話が進むので、面白かった。

 

新聞を読み事件の背景などを尋ねる。

 

外国の政治の事は、その国の新聞を読み、身近な人に英語で尋ねてみると、よく解る。

私の場合は、夕飯を食べた後20分~30分位、新聞をざっと読み、その記事について英語で尋ねていた。そうすると、英会話をする機会に当然ながら繋がるし、ここで解からない英単語も吸収することができた。

“power sharing” 連力政権 などという概念はその当時覚えた。

(※英字新聞を利用した学習に興味のある方は「英字新聞 学習法」を参照頂きたい。)

 

意外に知らなくて困る日常英単語

 

英字新聞などをそれなりに読めるようになっても、日常生活に出てくる英単語が解からなくて困る事が私は多かった。

換気扇 清涼飲料水 ホッチキス ・・・ 

そういう英単語を知らなくて、家族の人との英会話のやりとりの中で少しずつ蓄積した。

英単語を覚える時は、通常は、記憶にシッカリ定着させるために、英単語が使われている背景をシッカリ抑えることをお奨めするが、海外生活を始める時に、日常英単語に自信が無い人は、短期記憶でも構わないので、出発ギリギリに頭に無理やり詰め込み、現地で使いながら記憶に定着させるのが良いと思う。

こうすると、詰め込んだ英単語を忘れる前に記憶に定着させる事が出来る。(※英単語の覚え方に関しては英単語 覚え方を参照して欲しい。)

 

海外留学 英会話 を上達させる為に。

 

海外留学 英会話 を上達させる為に。

 

海外留学を通じて、英会話を上達させたいと考えている方も結構いると思う。

現地に滞在できる時間は限られているので、日本国内で出来る英会話学習は、ある程度すませ、無駄の無い英会話学習を現地では行いたいものだ。

今回は、 海外留学 英会話 についてお伝えしたい。

 

海外留学 英会話 を上達させる為に必要な基礎力の底上げ

 

海外留学を始めたら、可能な限り早く英語力を向上させたいと皆思う。

その為には、英会話力を向上させる基礎基盤を日本国内にいる間に形成しておきたい。基礎基盤が充実している度合いが高ければ高い程、現地では実戦を通じて、英会話を行う事に時間を使える。

結果として、より効率的に英会話力を向上させる事が出来る。

 

英会話が短期で上達する基礎力が充実した人

 

私が海外留学をした時に、日本人で英会話がスピーディーに上達している人達には、ある共通点があった。

 

英文法の理解が出来ている。

短い英文を作成する力がある。

英語を読む力がある程度ある。

 

これらの力が不足している人は、1年程時間が経過しても、殆ど英会話は上達していなかった。

特に致命的であったのは、英文法の理解が殆ど出来ていない人達だった。一年経っても英単語を繋いでいるだけの状態であった。

この事から、基礎基盤整備を日本国内で、海外留学する前に行う方が、圧倒的に有利であると思うようになった。

 

英文法の理解

 

英文法の理解は、海外留学で英会話を上達させる上で必須になる。

英語を話すことは勿論、読む、聴く、書く すべてに影響を与える。日本国内にいる間に理解していないと、大変だ。

英文法をネイティブスピーカーに説明を受けて、理解する と言うのは、至難の業だ。

 

短文英作力

 

修飾関係が複雑な英文を作れる必要はないが、短い英文をスラスラ口から出せることは、現地でのコミュニケーションを行う上で、非常に重要になる。

英会話は基本的に短い英文で行われる事が多いからだ。この時に重要になる短文英作力というのは、以下になる。

 

平叙文を英作する力

疑問文を英作する力

 

平叙文英作力

 

英会話をする上で、短い英文を作れることが重要だ。以下のような日本語を英文にスラスラ出来なければ、日常生活が大変になる。

 

・外は寒いので、コートが必要だ。

・一人でそこに行くのは危険だ。

・明日は友人と映画を観る予定だ。

・朝ごはんを食べなかった。

 

(※短文 英作 練習に関しては〝短文 英作文 練習が英会話を上達させる 〟を参照して欲しい。)

 

 

疑問文英作力

 

海外旅行 英会話をする時なども、思うかもしれないが、英語圏で生活をする際に、英語で疑問文がある程度作れないと、相手との意思疎通に苦労する。そして、会話のキャッチボールが出来ない。

疑問文が作れないと、相手の言っている事を一方的に聴くか、こちらの伝えたい事を一方的に話すだけの、極めてアンバランスな英会話になる。

したがって、ある程度、基本的な疑問文を作れることが英会話力の基礎力になる。

(※疑問文英作力に関して興味がある方は〝英会話 疑問文 を味方に付けよう!〟を参照して欲しい。)

 

 

英語を読む力がリスニング力上達度合いを決める

 

海外留学をするにあたり、リスニング能力が高いほど良いのは確かなのだが、リーディング能力とリスニング能力のどちらを優先的に学習するべきか?というと、リーディングである。

基本的に、読めないものは聞こえない。リスニング能力の上限は、その人が持っているリーディング能力になる。

聴く練習が開始できないと焦るかもしれないが、リーディング力が整ってから、英語を聴く練習をする方が、英語を聴く量を短時間で稼げるので、順番は間違えない方が良い。

英字新聞がある程度スラスラ読めるようになると、ラジオのニュースなどは苦労せずに聞けるようになるので、まずこの段階までリーディング能力を高めることが重要だ。(※英字新聞を利用した学習に興味がある方はこちらのページを参照頂きたい。)

海外留学する前に、最低でも、日本国内で文章の構造を正確に取れるように精読練習だけは行う方が良い。

 

海外留学 英会話 が上達しやすい性格

 

英会話が上達している人には、基礎基盤の充実以外にも共通点があった。それは、性格上の共通点である。

 

・性格的に明るい。

・外交的である。

 

 

人との交流が出来ない人は英会話上達が遅い

 

性格的に明るかったり、外交的であると、人が周りに来るようになるので、英会話をする機会はますます増える。

ホームステイなどをしていると、それぞれの家庭の習慣や、メンバーの性格によって、色々な問題が起きるものだが、性格的に暗い人はここで、滅入ってしまったり、家族と問題を起すなどして、交流が出来なくなる。

そのような状態になると、英会話の機会は自然に消滅する。英会話をする機会が減ると、英会話が上達しないので、ますます自分に自信が持てなくなり、さらに外で他の人達との積極的な交流を避けるようになる・・・

逆に性格的に明るくて、人が周りにいる事が多い人は、英会話をする機会が増え、結果として英単語などを獲得する機会も、自然に増える。基礎基盤がシッカリしていると、勝手に英語が上達する状態になってしまう。

海外留学で英会話を上達させたければ、常に物事がうまく回るように心がけた方が得だ。

 

英語で何かを学ぶ

 

語学留学を通じて英会話が出来るようになることも良いと思うが、出来れば留学先で英語を使いながら、何か専門的な勉強が出来ると良い。その理由は・・・

 

・何かを学ぶことで、英語の4技能をバランスよく伸ばすことができ、結果として、英会話力を向上させることが出来る。

 

何かを学ぶことで英語4技能がうまく伸びる。

 

英会話力は英語4技能の能力が、ネットワークとして機能している。

専門的な分野を勉強すると、4技能を使う必要に迫られる。結果として、4技能はバランスよく向上出来る。

例えば、料理を現地で習うとすると・・・

 

・相手に自分の言いたい事を英語で伝える。(スピーキング)

・相手の話す英語に耳を傾ける。(リスニング)

・料理に関連する資料を英語で読む。(リーディング)

・資料を作成する場合には英語で書く。(ライティング)

 

上記英語4技能を駆使する状況に迫られるので、語学学校で英語を勉強するよりも、よりバランスよく英語力を伸ばせる。

 

日本国内で英語試験をうまく利用する。

 

日本国内に居ながらにして、英語で何かを学ぶのは難しいかもしれない。

少し人工的な解決策になるかもしれないが、英検対策TOEIC対策、TOEFL対策などをすると4技能をバランスよく伸ばすことができる。

海外留学する前に、英語試験をうまく利用すると、基礎整備をより効率よく行う事が出来る。

 

海外旅行 英会話 勉強法

 

海外旅行 英会話 勉強法

 

海外旅行に行く機会や海外出張などが増えて、海外旅行 英会話 勉強法 が気になる方もいるかと思う。そんな方達に、どのような英会話学習をすると良いかアドバイスしたい。

 

海外旅行 英会話 は何を学習するべきか?

 

一般的に、海外旅行の為の英会話と聞くと、何か特別なものに感じ、旅行英会話本などを買い込んだりするかもしれないが、実は日常の英会話学習の延長と考えた方が良い。

というのも、旅行英会話本のフレーズを覚え込んでも、何もしないよりは良いかもしれないが、覚えるだけでは様々な状況に対応出来ないからだ。

例えば、何者かにパスポートが入ったカバンを盗まれたとしよう。旅行英会話本の中には日本大使館の電話番号などは書いてあるかもしれないが・・・ 以下のような英語力が必要になる。

 

・自分で大使館まで辿り付ける英会話力。

・現地警察に行き、盗まれた場所、盗まれた物などを含め状況を説明し書類に記入する英語力。

 

旅行英会話本では、役に立つフレーズなどは書いてあるかもしれないが、これらを暗記しただけでは、とてもではないが様々な状況に対応できない。状況に対応出来るようになるためには、以下の能力が必要だ。

 

・様々な状況を乗り切れる英会話力

・相手の言っている英語を聞き取る力

・旅行英会話に頻出する英単語

 

したがってこれらの3つをうまく攻略できる英会話学習をしていくことこそが、本当の海外旅行 英会話だ。

 

様々な状況を乗り切れる英会話力

 

私もその昔、留学するまで、海外に行ったことが無かったので、出発前に旅行英会話本などを買い込んで暗記したりしたのだが、ほとんど役に立たなかった。

〝旅行時にどのような英会話が必要になるか?〟を理解していなかった事と〝様々な状況に適応できる英会話力〟がなかった為、旅行英会話本の力をうまく引き出せなかったからだ。

ただ、一つだけ良かったことは、リスニング能力はほぼ皆無と言って良い状況だったが、ゆっくり簡単な英作文をすることが出来たので、こちらの意思は一応伝えることが出来た。この時初めて英作文を瞬時に作れることがが旅行英会話では非常に重要であることが解った。

また、これこそが様々な状況を乗り切れる英会話力の基本なのだと思った。

 

様々な状況を乗り切る為の英会話力を向上させる訓練。

 

様々な状況を乗り切る為には、自分の言いたいことをまず伝えることが出来るようになる必要がある。その為には、簡単な日本語を瞬時に変換することが出来る必要がある。この訓練をまず徹底してやるべきだ。

 

・美術館への行き方を教えてくれますか?

・良いレストランを教えてくれますか?

・部屋のタオルを交換してくれますか?

 

内容は変わっているが、どれも〝~してくれますか?〟という表現を瞬時に使いこなせることが重要である。この使い方が解っていれば、後は英単語や英語表現を入れ替えれば、こちらから英語を一方的に伝える事が出来る段階までは辿り付ける。

(※簡単な英作練習の方法に関しては〝短文 英作文 練習が英会話を上達させる 〟を参照して欲しい。)

 

そして、様々な状況にうまく対応できるようになる為には、体系的な英文法を知っている方が、暗記する労力を最小限にすることが出来るので、是非英文法の全体像を掴んでから、簡単な英作文をする次々に日本語から英語に変換する訓練をして欲しい。

(※体系的な英文法を効率的に獲得する為の方法は 英文法力を効率的に高める学習手順を参照して頂きたい。)

 

様々な疑問文を次々に作れる力が役に立つ。

 

海外旅行 英会話を学ぶ上で、意外にないがしろにされているのが〝疑問文を次々に作れる力〟だ。というのも、疑問文が作成できるだけで様々な力を補うことが出来るからだ。

 

・英語リスニング能力の不足を補える。

・語彙力の不足を補う事が出来る。

 

疑問文を作れるだけで上記のようなメリットがある。疑問文が作れると、自分が必要な答えに話を誘導することが出来る為、英語リスニング能力の不足を補える。

〝好きなスポーツはなんですか?〟と英語で尋ねて〝東京で生まれました。〟などと言う答えは返ってこない。〝フットボールです。〟〝スポーツはしません〟などと言う答えだろう。

英語のリスニング能力が高ければ、相手の言うことを全ておとなしく聞いていれば良いが、聞き取る力が少なければ、なかなかそうもいかない筈だ。だからこそ、答えの範囲を自ら狭くする必要がある。

疑問文作成能力はまた、語彙力不足も補うことが出来る。自分が言いたい英単語を知らなくても、疑問文が作れれば、その語彙力をうまく補うことが出来る。

(※疑問文について興味がある方は英会話 疑問文 を味方に付けよう!〟を参照頂きたい。)

 

英語リスニング能力を磨く

 

海外旅行 英会話 勉強法 を考える時に、話すことばかりに意識が行き過ぎて、日頃の英語リスニング学習を殆ど気にしていない方もいるかもしれない。

実に当たり前の話であるが、相手の言っている英語をある程度聞き取れるようにならないと、こちらが幾ら英語を話せてもコミュニケーションは成立しない。

私自身が留学当初それだったのであるが、初日空港でハンバーガーを買う時から聞き取れなくて、苦労した。海外旅行に出かけると、様々な発音の英語が飛び交うので、色々な英語を聞きとる力を獲得する必要がある。

リスニング能力は、スグに身に付くものではないので、ラジオ 英会話 などを利用した学習などをしながら、コツコツ少しずつ練習していく必要がある。

旅行英会話本のCD付のもので学習するのが良いと思うが、書かれている英文を観て、文法的な理解ができ、英文の意味がシッカリ解るようになってから聞き取り練習をするのが良い。

 

トラベル英会話に必要な語彙力を増やす。

 

簡単な英作文を次々に出来るようになり、ある程度聴き取りの力が上がった段階でトラベル英会話に必要な語彙力を、旅行英会話本から習得していくと効率が上がる。

トラベル英会話の語彙を獲得する時のポイントは〝自分の旅行にとって必要な英単語から覚える〟ことだ。欲張って全部を覚えようとしても覚えられるものでもないからだ。

現地で旅行しながら、その都度必要な英単語を覚えるという方法も、自身の経験上、案外楽に英単語を覚える方法だ。

(※英単語学習方法全般に関して興味がある方は、こちらの 英単語 覚え方 を参照して欲しい。)

 

実体験に勝る 海外旅行 英会話 勉強法 はない。

 

海外旅行 英会話 勉強法 の究極はやはり実際に旅行をしてみることだ。

折角なので、苦労はするかもしれないが、ホテルの手配から全て自力でやってみると良い。現地空港に付き、空港からホテルにタクシーで移動し、ホテルでチェックイン、ホテル近くのレストランで食事をし、現地の有名所を公共交通などを利用し見学し、ホテル内で他の国からのゲスト達と英会話をしたり・・・

全て自力で一度英会話を駆使しながら挑戦すると、自分が本当に何が必要かが見えてくる。

ある人は、旅行の為の語彙力を増強する必要に迫られ、また別な人は瞬時に英作文を作れる必要がある ということを体感できるだろう。その経験が次の英会話学習の強力な起爆剤となる。

まさに〝百聞は一見にしかず〟である。

2015年3月31日 | カテゴリー : 旅行英会話 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英会話 学習本 の使い方

 

英会話 学習本 効率的な使い方で早く上達!

英会話学習を行ってる人の中には、たくさんの英会話テキストを買い込んで、あまり使わずに本棚のオブジェにしてしまっている方もいると思う。

 

英会話 学習本 には色々な種類がある。それぞれの種類と特長を見極めた上で、効率的な使い方をすることによって、その効果をうまく発揮させることが出来る。

 

英会話 学習本 の種類

英会話 学習本は、大きく分けて3つのタイプの本がある。

 

〝簡単な英作文訓練用の本〟〝実際の英会話風の本〟〝英会話に役立つ表現集〟である。

 

簡単な英作文訓練用の本

 

このタイプの本は、簡単な日本語を英語に変換させる訓練を目的としたものである。

 

「私は日本人です。」「あなたの妹は背が高いですか?」

 

というような日本語を、瞬時に英語に変換することができるようになる事を狙いとしている。

 

実際の英会話風の本

 

このタイプの本は、実際の英会話のやりとりが掲載されていて、AさんとBさんのやりとりが載せられているものである。

 

Aさん:「ひさしぶりね」

Bさん:「ひさしぶり。最近どうだった?」

 

のような形式である。

 

英会話に役立つ表現集

 

辞典風になっており「様々な表現をどのように表すか?」と言う観点で編集されたものや、旅行英語表現集などである。

 

例えば「割り勘にしましょう」という英語表現を知らない時に、どのように英語で表現するのか調べるために便利な本である。

 

英会話 学習本 種類別使い方

 

簡単な英作文訓練用の本 の使い方

 

英会話初心者・中級者向けのテキスト

英会話が出来るようになりたいと思っていて、英文法の全体像を理解していない人や、英文法を理解していても「日本語を瞬時に英語にすることができない方」はまず、このタイプの本を使うべきである。

 

英語初心者は、完了するまで時間がかかるかもしれないが、まずここから入り、1冊全てをきちんと、やり遂げた方が良い。

 

その理由は、このタイプの本の知識をスムーズに使うことが出来ると、ネイティブスピーカーと、どうにかコミュニケーションをとるための下地ができることと、ありとあらゆる状況を、英語で説明することが出来る可能性を高めることができるからである。また、後述する英会話 学習本を最小限の力で使うことができるようになる。

 

英会話を短時間に出来るようにしたい方は、必ずこの訓練を入れるべきである。漫然と英会話をするよりも、はるかに短時間で英会話力を形成することが出来る。

 

このタイプのテキストを使う上で重要な事は「丸暗記しないこと」(応用力がなくなるので。)もう一点は「自分が英作出来ない文に関して理由を考えてみること」である。(理由が解かると、応用力に繋がる。)

 

あまり真剣に考えなくても、日本語から英語にスラスラ変換できるようになると、実際の英会話の時に右往左往することが少なくなる。

(※このようなテキストを使った短文 英作 練習に関して興味がある方は〝短文 英作 練習が英会話を上達させる 〟を参照して欲しい。)

 

実際の英会話風の本 の使い方

 

英会話中級者以上向け

このタイプのテキストは、〝簡単な英作訓練用の本〟が使いこなせるようになってから、取り掛かると効率が格段に上がる。

 

そして、必ずCD付きの本を買うべきである。NHKのラジオ英会話 などがこの種の本である。

 

CDを覚える位、何度も聴きながら(覚える必要はない)、頭の中で英語を英語のままで(=日本語に置き換えることなく)考えられるまで、聞いてみる方が良い。

 

そうすることで、リスニング能力も向上させることができる。また、何度も聞くことで、覚えるつもりはなくても、かなりのことを自然に覚えてしまうことができる。

 

英語を聴きながら「この表現は知らないな」と思いながら聞いたり「この表現を自分はうまく使うことができない」と思いながら聞いてみると、実際の英会話の時に、使える可能性が増す。

(※ラジオ 英会話を使ってリスニング力などを向上させたい方は〝ラジオ 英会話 学習法〟を参照して頂きたい。)

 

英会話に役立つ表現集 の使い方

 

英会話中級者以上向け

「とっさの一言英会話辞典」や「トラベル英会話」のような本が、このタイプの本である。

 

これらは、上記で述べてきた本を、ある程度習得した段階で使い始めると、より短時間にテキストの旨みを引き出すことができる。

 

間違っても、英会話初心者は使わない方が良い。どうしてこれがこうなるのか?ということが理解出来ずに覚えても、すぐに忘れるし、また応用が効かない。また、仮に覚えたものを使い相手に伝えても、相手の言う英語が聞き取れなければ自滅する可能性が高い。

 

これらの本は「自分が必要な英語表現だけを覚える」という意識で使う方が良い。

 

トラベル英会話本を例に挙げると、シーン別に構成されている物が多いと思うが「自分は買い物は殆どしないから必要がない、レストランで食事はよくするだろうから、その部分だけは徹底して覚えておく」という感覚で使うと必要な表現を吸収しやすいと思う。

(※海外旅行 英会話について興味がある方は、海外旅行 英会話 勉強法を参照して欲しい)

 

英会話 上達するには サイクル作りをしっかりやろう。

英会話上達を真剣に考える方は大勢いると思うのですが、なかなかうまく行かないと言う方も多いように思います。

私はこの原因の一つが、上達のサイクル作りをうまく行っていないからだと考えています。ここで言うサイクルには主に2つの意味が含まれています。

 

・英語4技能のバランスをうまく取る。

・日々の学習時間を定期的に確保する。

 

・英語4技能のバランスをうまく取る。

英会話学習を本格的に行う時に、ついつい最初に考えがちなのは、英語で沢山話をすることです。これは間違いではないのですが、英会話をする時には、以下の4点が満たされていなければなります。

 

・自分で言いたい事を頭の中で作文出来る。(ライティング能力)

・正しい単語の配列でライティングが出来る。(グラマー能力)

・相手の言っている事を聞きとる能力(リスニング能力)

・自分の言いたい事を口から出す能力(スピーキング能力)

 

スピーキング能力を高めたければ、上記4つの技能をバランスよく伸ばさなければ、なりません。ですから、日々の学習でこの4つの能力を上手に向上させるサイクルが必要になります。

 

・日々の学習時間を定期的に確保する。

上記4つの能力を伸ばす為に、ある程度の学習時間を検討しなければなりません。色々な説があるようですが、英語をある程度のレベルで習得するには3000~4000時間あまりが必要なようです。中学・高校で英語を1500時間位学ぶようなのですが、これでも少なくとも1500時間~2500時間位は不足していることになります。

そうすると、年単位での計画が必要になります。毎日3時間勉強をやろうと思っても、仕事をしている方は、なかなか机に向かってまとまった時間を確保するのは難しいと思うので、日々の動作や作業にうまく組み込む事が大切です。そうなると、やはり通勤時間ということになります。

4つの技能をうまく習得するのに、あくまでも私が英会話学習者場であれば・・・という前提ですが、私は通勤時間に英語を聴いて、リスニング時間を確保します。また、朝頭が覚醒するまで時間がかかるので、その間英語に耳を傾ける・・というのもありかもしれません。スピーキングに関しては英語教室に通うのであれば、この時間を可能な限りスピーキングに充てます。グラマーに関しては、不明部分を日々の学習時間で調べて置き、ノートに書いたものをスマホで撮影しておき、これを通勤時間の地下鉄やバスの待ち時間があればスグに眺めることとします。ライティングに関しては、定期的に海外の友人と英文でのやりとりを通じて書く事とします。

これらを定期的に少しずつ行うだけで、かなり、学習時間が無理なく取れることと、学習時間をあまり無理をせずに確保できるように思います。

サイクル作りをうまくやると、時間確保の点からも英語4技能のレベルアップと言う観点からもうまく英語と付き合えると思います。

英会話 勉強法をTOEIC学習を学んだ生徒さん。

もともと英会話学習をしていた生徒さんが、会社からの指示のためTOEIC学習で目標点数を超える必要に迫られました。英会話学習をしていた生徒さんなので、会社からの指示にしぶしぶ従ってTOEIC学習を始めたのです。

ところが、この生徒さんは目標点数に到達し、大きく英会話学習や英語学習に対する考え方が変わりました。『理屈を理解しなければ英会話も上達しない』と考えるようになったのです。

それまでは、理屈を理解することなしに、なんとなく英語を話していたのです。私はこの状態を『 3歳児英会話学習』と呼んでいました。世間でよくあるような、子供が外国人講師の話す生の英語に触れながら、英会話を上達させていくというやり方です。

先程の生徒さんは、このやり方で英会話は上達すると思っていたのだそうです。

私がどんなに『大人はそのやり方で英語で学習してもまず英語を話せるようにはなりませんよ。話せるようになりたければ、ゆっくりでも良いから英文法の学習をしっかりやらなければだめですよ。英語の4技能をバランスよく向上させないと』と口を酸っぱくしていても、なかなかピンと来ていなかったのです。

それからTOEIC学習を本格的にやるようになり、たくさん問題集を解くということを継続したのですが、体系的に文法的な知識を構築し、さらに英語がスラスラ読めるようにならないとスコアアップができないということがわかりました。

考え方が大きく変わり、英語がスラスラ読めるようになり、英語の聞き取りもできるようになり、文法的に力もつきました。そして目標点数に到達しました。

これから再び英会話学習に戻るのですが、以前毛嫌いしていた内容を〝今度はしっかりやりたい〟とおっしゃいます。その毛嫌いしていた内容とは『簡単な文章を瞬時に英語にする訓練』などのことです。

TOEIC学習を通じて英語の文章の組み立てをきちんとやるには、英文法の知識が必要だということが実感できたのです。

英会話を上達させたければ、もちろん英語で話をする練習をしなければなりません。ですが、それと同時に私が思うのは、自分の持っている力以上に絶対に英語は話せないということです。自分が英単語でしか会話ができないのであれば、それにはきちんと理由があります。たくさん英語を聞いていても、聞き取りができるようにならないのにも理由があります。

英会話学習をしている人の中で、今よりもさらなる英語を獲得したい方は、一度TOEICや英検のような英語資格に挑戦してみると、自分が英語の4技能の中で不足していることが見えたり、新たな課題が見つかります。

英語の資格試験をそのような形で使ってみると良いかもしれません。

2015年2月24日 | カテゴリー : 英会話学習 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

60歳 英会話 上達の秘密とは?

英会話を習っているおおよそ60歳ぐらいの生徒さんが、結構英会話ができるようになってきています。This is  とかそういうところから英語学習を始めたのだから大したものです。

先日のレッスンで『まだ1つの文章で英単語を数個しか使わないような短いものが多い』とおっしゃいました。私はそれを聞きながら思わず『できるようになってくると段々と欲深くなるものですね』と冗談を言いました。短い文章でも、会話ができるようになってきたことが何よりです。そして訓練を少しずつ行っていくと長い文章で英会話もできるようになります。

この生徒さんが普段やっていることは以下の2つです。

NHKの英会話番組を毎朝ラジオで聴くことです。(これを定期的にやってくれているおかげで、私が話す英語を聞き取ることがだんだん上手になりました。)

様々な英文法項目の理解とそれを使った英作訓練です。

英会話が格段に上達した背景には、この2つの訓練の成果があるのだと改めて思います。

自分のお子さんやお孫さんの話など一般的な話を英語でする時に、相手の話を適切に聞き取り、そして今までやってきた英文法項目をうまく当てはめられるようなったのです。短い文章でも適切に主語と動詞を入れて話すことが出来るので、聞いている立場の私も理解しやすい文章です。英会話に必要な何かを見極め、基本に忠実になったことの成果であると思います。

世の中に英会話が出来るようになれば良いと思っている人たちは、たくさんいると思うのですが、なかなか正しい学習方法が確立できていない方が多いのも事実です。本当に基本的なことを着実にこなすだけで、英会話は必ず習得できます。

2015年2月17日 | カテゴリー : 英会話上達 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英会話 テーマ が変わると上級者でも難しくなる。

先日、あるさん達と英会話の練習をしていたのですが、レッスンから帰る際に『久しぶりにたくさん頭を使った』とおっしゃってました。

その時の話題は・・

・仕事の満足と稼ぐお金どちらがあなたにとって重要か?

・親が子供の職業選択について、口出しをすることについてどう思うか?

・将来稼げるようになる職業は何か?

これ以外にもまだまだ質問はあったのですが、レッスン後非常に疲れた表情をされていました。普段自分があまり考えもしないような、 話題だったようです。

人間が英会話をする時には、様々な能力が問われるのですが、その一つが“様々な話題に対応できる能力”です。どんなに英単語をたくさん知っていても、英文法の知識があっても、自分が思っていることを、相手に上手く伝えていけないようでは、せっかくの宝も持ち腐れになってしまいます。

英会話が堪能な人でも、様々な分野のことについて、意識的に話す練習をしていないと話せる領域はどうしても限定されてしまいます。

英会話がペラペラになるというのは、自分がうまく使える英単語と文法知識のパターンを熟知していれば、案外短時間でもできてしまいます。ところが、様々な話題について話すとなると、これはもう単なる英語の知識だけの世界ではなくなります。ですから、様々な視点から話す訓練が重要になるわけです。

様々な話題について話すことで、自分が知らない英単語を獲得できる という別の効用もあります。一口に英会話といっても、その奥深さはなかなかのものです。

2015年2月10日 | カテゴリー : 英会話 話題 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英会話 頭の中 での英作癖から脱却する方法。

英会話学習を始めたばかりの方が気になることの1つに『頭の中での英作文のスピード』があるかもしれません。先日お越しになった生徒さんが『頭の中で英作文をするのに時間がかかっている』という話をされていました。

私の目から見ると、あまり時間がかかっているようにも思えないというのが正直なところなのですが、個人的な感覚の問題があるので、そう思うのは仕方がないことかもしれません。なんとも言えない部分もあるのですが、かなり英語ができるようになっても『必死になって頭の中で考えている』という感覚は残るかもしれません。

実際私のケースですが、海外に一年住んでいて『英語がペラペラになったね』と周りからは言われているのに、自分の頭の中では『依然として英作文をしている』という感覚はなかなか消えなかったように思います。確かに留学前は一つの文章を考えるのに数秒間要したかもしれません。それが1年経つと1秒以下の世界になったと思うのですが、依然としてその感覚は消えなかったのです。

私が思うのは『相手とのコミュニケーションが円滑に出来る間は、頭の中での英作は気にしなくても良いが、聞き取りをしていく時にはダイレクトに英語モードで考えられなければならない』ということです。

英作文をしてはいけないのは、最終的にはどちらの場合もそうだと思うのですが、英語で聞き取りをする時に、この感覚が強いと、どうしても聞き取るのが大変になります。そうすると、自分から話すことが、なかなか大変なのです。(キチンと聞き取れないと何を言っているのか分らない為。)一方、スピーキングの方は、多少ゆっくり話してもどうにかなるものです。

さて、最終的にどうすれば『頭の中での英作文』から脱却できるか?ですが、私の経験上お勧めできる解決策は以下です。

・簡単な日本語を瞬時に英語にできるように、繰り返し練習して行く事。

・大量に英語で話をする時間を設けること。

・英語を大量に読む時間を設けること。

・英語を大量に聴く時間を設けること。

以上英語の4技能のトレーニングをバランスよく且つ大量に行うことであると思います。私はこれらを通じて、気づけばいつの間にか『頭の中での英作文癖』から脱却できるようになっていました。