私の英会話格闘記録2

アイルランドのダブリンに入るには、イギリスのヒースロー空港にて、一度飛行機を乗り換えなければならなかったのですが、この待ち時間の間が3時間ほど時間があったので、ハンバーガー店に入ったのです。そして。ハンバーガーとドリンクを頼むという作業を初めて英語でやることになりました。

私はそれまで大学等で、人工的環境下での英会話経験はありましたが、海外旅行すら無かったので、これが事実上はじめての生英会話だったわけです。

恐る恐る自分の知っている英単語を頭の中で必死に英作文をして、食べたいハンバーガーのセットとドリンクをオレンジジュースでオーダーしました。

スタッフは黒人男性だったのを今でもはっきりと覚えています。彼はハンバーガーとポテトを持ってきました。思ったより自分の英語が通じると楽観視していると、目を疑うようなものがそこにありました。オレンジジュースを頼んだのに、出てきたのはコカコーラだったのです。

自分が頼んだ物と出てきたものが全然違った事はかなりあ衝撃だったのですが、それ以上に衝撃だったのは、私がオレンジジュースと言ったのに、発音が明らかに違うであろうコカコーラであったことです。

精神的なショックもあったのかもしれませんが〝コーラは頼んでいない。オーダーしたのはオレンジジュースだ〟こういうことすら即座に話す事が出来ない程度の英会話でした。

この時の衝撃は今となっては笑い話なのですが、英会話力が全くない私にとっては、相当な衝撃であったと同時に、これから1年間続く生活が本当に大丈夫であろうか?とかなり不安になりました。