昨年でF1を引退したマーク・ウェバーと会ったのは、2011年でした。彼とも一緒に写真を撮ってもらい、そして握手までしてもらい私は図々しくも、ついでに二の腕までタッチさせてもらったのですが、最初は50メーター位離れたところにいたのです。
なぜ離れたところに居た彼の存在が分ったかと言うと、彼がやってきたときに、それまで騒がしかった周囲が一斉にシーンとなり、その瞬間あちこちでflashが光り始めたためです。チャンスを逃すなどばかりに、そちらに向けて必死で走り、誰も彼に駆け寄る様子もないので、私が1番で駆け寄り英語で話をしてみました。私はフェラーリのTシャツを着ていたのですが、嫌がらずに写真を撮ってくれたものです。
「すいません。一緒に写真をとってもらえませんか?」:私
「もちろん」:ウエバー
「ありがとうございます。」:私
彼と写真を撮ってもらうのに必要だった英会話は本当にこれだけなのです。
多分多くの日本人は、僅かこれだけの英会話をするだけなのに、たじろいでいるのです。非常に勿体無い話です。多分世界のスターが目の前に居るとなると緊張するのもあるのかもしれません。しかし、そんな機会が次回も巡ってくるかはわかりません。チャンスは一度だけなのです。