英会話ができるようになりたいと思うと、英単語を覚えたり、英文法覚えたりすることばかりに意識がいきますが、日本人が英会話ができない理由の原因に、丸暗記主義が世の中に多くはびこっていることと、それ以上に論理的な思考ができないというところが大いに関係しているように思えてなりません。
つまり、自分の持っている知識を駆使しながら.相手に伝わるような言い方を考えることができない人が多いという事ではないかと思います。
おそらくこれは、日本人は農耕民族として生きてきて、集団の中であうんの呼吸とともに長い間生きてきた、というところが関係あるように思うのです。
それに対し西洋人は、狩猟民族ですから、獲物を効率的に得るためには、論理的に物事を考えていかなければなりません。あうんの呼吸という名のよくわからない物では、獲物を仕留めることができないわけです。
長い間、このような思考回路で生きている日本人なので、相手にわかりやすいように伝えるという発想に乏しいところが、英会話ができないことの1つの理由では無いかと思います。
私はよく、英検の面接練習の時に「自分が言いたいことを5つのパターンで考えてみてください」と生徒さんに言うのですが、こういう訓練を日ごろからやっていると、だんだんと多面的な物事の見方ができるようになって、結果として論理的思考力が少しずつ養われ、必ず英会話をする上で役に立つと思います。