前回のブログの続きですが、目の前にある事を英語で実況中継するだけで、英語の運用能力が上がったということなのですが、実況中継が良かったというよりも、そのような作業を反復することで、よく使う英語の言い回しを覚えてしまったということなのです。実況中継はよく英語で使う言い回しを覚える上での手段だったということです。
よく使う英語の言い回しを習得したというのは、英語塾語を覚えたとか、そういうことではなくて、He eats She suggests などよく使う主語と動詞の英語時制、よく使う前置詞と名詞の組み合わせ覚えてしまったということなのです。
英会話が流暢になるためには、頭の中で考える部分と、無意識の記憶をうまく組み合わせ状況に応じて話せる必要があるのですが、頭の中で考える部分が多いと、話す上で非常に疲れるし、何より私が以前悩んだように、流暢に英会話ができている、という感覚を持てなくなるのです。
ですから普段の練習の中で、可能な限り、無意識の記憶を蓄えていく意識と練習が必要になるのです。そもそもなぜ、毎日少しずつでも英会話や英語学習をしましょう?と多くの英語指導者が言うのかというと、彼らの多くは、単に身に付くからという次元でしか考えていないのですが、これは厳密に言うと、毎日練習することで無意識の記憶を蓄えようということなのです。そうすると英会話を実際に運用する際に楽になるからなのです。