ある生徒さんと英会話トレーニング

ある生徒さんは、個人レッスンを受講中なのですが、最近その英会話トレーニングの成果が出てきているように思います。

その成果を具体的に上げると、今までは作り出せなかったような英文が、どんどん作り出せるようになっているという点です。つまりこれは、英会話力に応用力がでてきたということを意味していると思います。

英会話において、応用力を養成するのが1番難しいと思うのですが、これは基礎的なトレーニングの積み重ねからくるものなのです。基礎的なトレーニングを少しずつ積み重ねて頂いたことで、今日の応用力に繋がっているといえるでしょう。

自分でも御自宅などでトレーニングをして頂いてたのですが、英会話トレーニングを開始する前と一体何が違っているのか?と分析すると「自分で何が弱いのか=自分の弱点がうまく掴めていなかったところが、トレーニングを通じて明確に判る」 というところにポイントがあると思います。

自分の弱点をしっかり理解し、そこにフォーカスするような学習をしていなかったので時間ばかりが経過し、なかなか応用力がつかなかったのでしょう。しかしレッスンで英会話トレーニングをするたびに弱点を指摘されてその弱点を克服するようなトレーニングを.集中してめいっぱい鬼コーチ(笑)から受けるので.弱点がだんだんとカバーされて来たのでしょう。

今後の英会話トレーニングが非常に楽しみです。

英会話と英単語3

英単語を覚える際に、必要に迫られると覚えられるというのも本当です。

誰でも経験的に知っているようなことかもしれませんが、自分の生活に必要な分野の英単語は早く身に付けることができます。

ただし、最終的にはそういうものであっても自分で覚えようという気がなければ身に付きません。自分が必要に迫られだけれども言えなかったという英単語を記しておく為にも「言いたかったけれど言えなかったノート」を作っておいた方が絶対に得です。

そのノートに記しておくだけで、まず何を覚えなければならないのか?ということが明確になります。この英単語を覚えたければ、実際に英会話で意識的に使ってみればよいのです。

意識的に何回か使っていると必ず記憶が鮮明になるはずです。記憶が鮮明になってくると自分の体の中に馴染んだといってもいいでしょう。

ノートの中に書かれている英単語を少しずつ、そのようにして消化していくのです。消化する過程で英会話をすると、さらに覚えなければならない単語というのは出てくるので、それも当然ながら覚えてみてください。

そうすることで、英単語と英会話が少しずつ上達してくるのでまさに一石二鳥です。英単語覚えるという作業はなかなか根気を伴うものですが、このようにやっていくとあまり落ち込まないで済むと思います。

2014年2月18日 | カテゴリー : 英単語 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英会話力の比較

英会話学習を英会話スクール等で習っていると、他の人の英会話力について気になることもあると思います。

私はカルチャースクールなどで、講座を担当していたこともあるので、英会話学習をしている時の人間心理を自分の経験と共に客観的に見てきていたのですが、以下のような気分になる方が多いように思います。

・他の人の英会話力を気にして落ち込む人。

・自分の英会話力が他の人より上だと悦にいる人。

どちらのケースも私から見ると非常に不幸なので、良い意味で比較をするのはやめた方が良いと思います。

まず他の人の英会話力を気にして落ち込むパターンですが、自分がなぜ英会話を習っているのかということをしっかりと考えた方が良いと思います。

最終的に自分がどうなりたいのか?ということが見えていると、自分より英会話が上手な人がいても落ち込むのではなくて、その人達から自分が学べることを貪欲に吸収しようと思っていれば良いだけです。

もう一つ私の経験上から言えることですが、自分より上手だと思っている人でも、自分のレベルが低い間は、自分より上手だと思っている人の英語力自体を正確に測定出来ていないということもあります。なんとなくペラペラ話せてるだけでも自分よりすごく上手に見えてしまうものです。

どちらにしても最終的に自分の英会話力が向上することがいちばん幸せなことなので、そのために何ができるかを考えた方が良いでしょう。

英会話と英単語2

前回のブログで書いた英会話をするために必要な英単語の覚え方ですが、本日は2番目の「自分の興味のある分野の英単語を覚える」ということについて話をしたいと思います。

このやり方をお勧めする理由はすごく単純で「自分に興味がある英単語の方が記憶に残りやすい」からです。

私の場合は、イギリスのAUTO SPORT を毎週買って読んでいたのですが、その中でF1レースの情報に興味があったので、この中に出てくる単語は貪欲に覚えたものです。

今はインターネットでいろいろな情報が手に入るので、専門雑誌とインターネット間の情報に差がなくなってきて少々残念な側面があるのですが(それでもそれぞれにしかないマニアックな情報も時々ある。)当時は専門雑誌の方がはるかに豊かな情報持っていたのです。しかも、英語で書かれた雑誌の方が日本の専門雑誌よりもはるかに質の高い情報があったので、この情報を拾い上げる事は私にとって非常に重要でした。

英語で情報を吸い上げる過程で、必要な英単語も自然に身に付いていたのです。

もう一つ私は、向こうに住んでいた時にアレルギー書かれていたので、医者から手渡されたアレルギーに関する小冊子のような物や処方された薬の箱に書いてある英文なども真剣に読みました。そしてこの単語ははっきりと記憶に刻むことができたのです。全ては自分に興味のある英単語であったわけです。

2014年2月17日 | カテゴリー : 英単語 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英会話 英単語1

英会話の勉強始めた方から時々聞かれるのが「英単語は何から覚えていくのが良いですか?」という質問です。

これに対する答えは難しいのですが、私は自分の経験上以下の条件を満たすものが英単語を覚えるスピードを加速させると思います。

1.英会話をする時に、使いたかったけれども使えなかった英単語。

2. 自分の興味のある分野の単語。

3.必要に迫られる分野に関する英単語。

まず1番に関してですが、自分で英会話をするときに必ず使いたかったけれども使えない表現や英単語というものがあります。これをしっかり記憶しておいて、覚えていく必要があります。

人間の頭というのは非常に物忘れが激しいように出来ていますので「言いたかったのに使えなかった表現は何であったか?」を自分の頭に頼る事は効率が悪いように思います。

そこで私がお勧めするのは「言いたかったのに言えなかったノート」を常に持ち歩いて書き留めていくことです。大変な労力が必要とされますが、それに見合うだけのリターンは必ずあります。

ノートに書かれていることを一度だけ見て覚えようと思う必要はないのです。ノートを見るのは当然覚える為なのですが、「この表現は言えなかった」と問題意識を持ち、もう一度英会話をする時に、この表現に出会うと必ず覚えることができるのです。つまりこのノートは問題意識を持つために有効であるという言えます。く

2014年2月16日 | カテゴリー : 英単語 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

捨てる事が重要な英会話

英会話ができるようになりたいけれども話せないという人の中には、完璧主義のせいで話せないと言う方も結構いらっしゃいます。

例えば「オリンピックを楽しみにしていた」という文章の「楽しみにしていた」という部分をどのように表現すればよいのかということが言えなくてスムーズに会話ができないという方がいます。

こういう時に重要になるのは、発想の転換や捨て去ることです。自分が言いたい事を100%日本語から英語に変換しようとするとどうしても言えなくなる部分があります。

こういう症状に陥って英会話が思うようにできないという方は、極論を言えば70%ぐらい自分が言いたいことを捨ててしまって30%話せれば良いという発想を持つことが重要です。

100%主義を追い求めるとどうしても妥協することができなくなるので、自分の頭の中に完璧に日本語から変換できる表現がなければ会話ができないという事態になってしまいます。

日頃の練習では出来る限り細かいところまで持っ言えるようにすることが重要です。しかし実際に会話をするときは思い切って捨てることも必要になるでしょう。

英会話をケラケラとできる人であっても完璧に自分の思ったことを英語に置き換えるというのはできないものです。割り切ることで少し道が開けるでしょう。

英会話学習と音読

英会話学習をする時にないがしろにされがちなのが、音読です。

偉そうなことを私は言っていますが、私がこの音読で後悔した記憶があるので皆さんには後悔して欲しくないのです。私は頭で英作文ができれば、後はその時その時の状況に応じて口から出せば良いと、たかをくくっていたので、膨大なチャンスを無駄にししまったのです。

どういうことかというと、目の前に一つの英文があるときに、面倒くさがらずに英文そのものをただ口から出して読んでみればよいのです。

口から1回2回と声出すだけでは、短期間で見るとあまり効果は感じられないでしょう。ところが数ヶ月単位で見てみると、これはすごい効果を発揮するのです。英会話をするときというのは頭で考える部分と、無意識の記憶を使って考える部分があるのですが音読というのはこの無意識の部分の記憶容量を増やしてくれます。

ですから昔の私のように頭で考えて口に出さないというのは、長い目で見ると非常にロスになるのです。

音読の効用を唱えている人はたくさんいるのですが、英会話学習をはじめとする英語学習に携わる人の中でこの効用の素晴らしさを本当の意味で実感できている人というのは少ないのです。

ですから私は口を酸っぱくして、音読の機会を無駄にしないでくださいと訴えたいです。

2014年2月15日 | カテゴリー : 英会話学習 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英会話を更にレベルアップさせる為に

英会話習得するには簡単な内容をスラスラ話せるようになることが重要ですが、それができるようになった方は、可能な限りネイティブが使うような表現で話すことを意識してみると良いでしょう。

簡単な作文ができるようになって、英語でコミュニケーションが取れるようになるのは楽しいことなのですが、そこからさらにレベルアップするためにはさらなる練習が必要になります。

この練習をするためには、ペーパーバックを英語で大量に読むということも有効ですが「とっさの英会話」のような書籍を読んで可能な限り覚えてしまうことも有効であると思います。

よく使う表現を覚えることは苦労も伴いますか、その苦労した分だけ得るものも大きいと思います。私がこれをやったときにどのような変化があったかというと、ハリウッド映画などを見ている時にかなり聞き取れるようになったということです。つまり必要な情報を頭に入れたおかげで聞き取りが非常に楽になったということなのです。

私はもともとあまり英語耳があまりよくないようで、どちらかというと聞き取る力を知識で補っているところがあるのですが、そういうタイプの人間だからこそ、この訓練は非常に役に立ったように思います。

 

2014年2月15日 | カテゴリー : 英会話上達 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英会話学習と目標設定

英会話学習を継続するのには、以下の3つの条件後の1つが必要であるというのが私の意見です。

1.明確な目標がある。

2.どうしても英語が出来るようになりたいという願望がある。

3.英会話学習それ自体を楽しむことができる。

今日はその中の明確な目標について話したいと思います。

英会話や英語学習する上で明確な目標を立てることが重要なのですが、この明確な目標というのは自分が少し努力すれば到達できる目標でなければならないというのが私の意見です。いきなり大きなステップを目標と捉えてはモチベーションを維持できないでしょう。

例えば、駄目な目標の立て方は、1年後に映画の中の英会話を理解できるようなる という類です。学習を始める段階の人がTOEICで700点ぐらいであるならばこれは達成可能かもしれません。

しかし中学校レベルの英文法も怪しい方が(TOEIC水準にすると300 以下)の方がこのような目標立てても、達成できないでしょう。

明確な目標というのは自分が実際に達成可能である目標のことを言うのです。頑張っても達成できない目標であれば、人間はやる気を失うものですから明確な目標を立てることが重要です。

自分が例えば1時間勉強したときに、どのくらいの成果が上がるのか?ということがわかると、どのくらいのことがのくらいの時間でできるのかということがある程度分かるようになると思います。あ

そういう計画こそが本当の計画であるのです。しっかりした目標設定が英会話や英語能力を向上させるのです。

公立学校の英会話授業について3

すべての学校の先生がそうだとは言うつもりがありませんが、少なくとも私の経験上は、何が英語学習を面白くなくさせるかと言うと、学校の英語学習が知的な好奇心に溢れるものではないからというのが私の意見です。

例えば、英文法の現在完了一つを教えるにしても have +過去分詞 という形で・・・・  などと参考書に書いているような話を生徒の前で説明し、それを君たちは覚えなさいという発想で教えていても、学生たちは知的好奇心など全く感じるようにならないと思うのです。

私の英語教室で生徒さん達を指導していると、難しい分野の話であっても、それなりに理解が進む話や、知的好奇心で満たされるような話をすると、多くの学生さん達はだいたい満足されているように思います。

実践的な英会話が良いからと言って、よくわからないゲームをした方が良いというのは、学生さん達の知的能力をあまりにも愚弄しているように思います。

実際に、私の教室に来ている生徒さんの話からだけですが、学校で英会話をして面白いと言っている子たちは1人もいません。そうなると、英会話の授業するということ自体の意味がなくなります。

教わる側の姿勢も重要ですが、教える側ももっとレベルアップしないと駄目でしょう。