海外での日本語禁止英会話生活の効果は?

私が海外に住んでいたときに、たとえ日本人相手であっても一切日本語は使わずに、会話を全て英語で通すという人が何人かいました。それを見ていて、その根性は認めたのですが、その後の生活をしていてもあまり変化はないだろうと即座に思いました。

そして数ヶ月経過しても、当初の予想通り、私から見るとあまり英会話は上達していませんでした。確かにペラペラ話せるのですが、どうでも良いことだけがペラペラ話せるのです。とてもそれで仕事などをできるという水準では有りませんでした。

というのも、その人が持っていた英単語利用や文法の知識が不足しているからです。海外に住んでいると、英語を必死で習得しようとする日本人も多いと思うのですが、英会話をひたすら続けると、英語が上手になると思い込んでいる日本人学習者もかなりの割合でいたものです。間違った学習法で英会話ができるようになると思い込むのは、時間も金銭も無駄にするので非常に危険なことです。

今は時代が変わってしまい、インターネットが普及し、様々な英会話学習法についての情報があるので、昔ほどひどくは無いかもしれませんが、今でもある一定数、こういう人達はいると思います。

日本語は一切禁止して、全てを英会話でやり通す位の根性があるのであれば、地道に英単語を覚えたり、地道に英文法習得を進めていくという根性が必要であると思います。

楽をして、英語ができるようになるということは絶対にありません。もちろん意味のない苦労は必要ありませんが、地道に学習を続けないと、本当の意味で英会話というのは上達しないであろうというのが私の意見です。

2014年2月7日 | カテゴリー : 英会話上達 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa