海外留学をした人が一度は思うことの1つに「欧米人が英会話を学習した時に日本人に比べてすぐにペラペラになる」ということがあると思います。
私も向こうに住んでいた時には、確かにそういう状況を何度も目のあたりにしたものです。ですがこれは仕方のない事なのです。日本語と、欧米人使う言語は根本的に違うからです。そして、発想自体も大きく異なります。
例えば、記憶力の良い人の事を英語ではhave a memory like an elephant と表現しますが、日本人の立場から見ると記憶力と象との関係がいまいちわかりません。(象は生まれてから死ぬまでのことを全て覚えているのだとか・・・)日本人はこの表現を使うときに、表現方法自体が違うことをから出発しなければいけないのです。ヨーロッパ人からすればこの発想は理解できるものなのでしょう。
欧米人の英会話学習者は、自分たちの言語を英単語を使って置き換えただけでもそれなりに通じるものです。しかし日本人とってはそんな事は不可能になります。
私の友人のポルトガル人は5か国語を操りますが、彼もよく「日本人は英会話を習得することは本当に大変だ。ヨーロッパ人である英語を習得するとは訳が違う」とよく言っていたものです。
言語が違うと習得に要する時間も変わってくると考えて気楽に英会話学習に取り組みたいものです。