ホームステイ 英会話

 

ホームステイ 英会話

 

海外留学などをする時に、英会話力獲得の為に、ホームステイをしようと思う方もいると思う。私の経験論から役に立つホームステイ 英会話 について今回は記したい。

 

ホームステイではどのような英会話が必要か?

 

はじめて海外家族と暮らし、英会話をするとなると、何が必要で、そしてどのようなことが重要であるのか?分からない  という方も結構いると思うが、私は自身の経験から以下を感じた。

 

・ホームステイでは家族の性格にも寄るが、相手からの質問に答える場面が結構ある。
(これは英語力に加えて『会話力』が必要になるということを意味する。会話力と英会話の関係について興味がある方は〝英会話 会話力 英語が出来るのに会話が出来ない原因は?〟を参照して頂きたい。)

・疑問文をある程度作れる力が必要。

・海外生活で役立つフレーズなどは、ムダにはならないが、自分が受け答えをしながら、必要と思われるものを少しずつ覚えれば良い。

・日本社会の知識を持っていないと会話に困る。

・日常生活用品の英単語を知らなくて困る場合が多い。

 

相手からの質問に答えられる英会話力が必要。

 

様々な質問を家族から受けることが多いので、それに対してある程度答えられる練習をしておくと良いと思う。

色々な疑問文に対して答える練習をしてみれば良いと思う。答えになっていれば良いので、必ずしも模範解答のように答えられる必要はない。

 

Q.明日ショッピングモールに一緒に出掛けませんか?

A.わかりました。

Q.日本では朝ごはんに何を食べるんですか?

A.米、パン、シリアル など人に寄り異なります。

 

上記のような質問に対して答える練習をするのがお奨めである。

声に出して英文を作るのが良いが〝自分が現在持っている英語知識を活かすと、どのような答えを作ることができるか?〟と何度も思考実験を繰り返す と応用力が増すのでお勧めだ。

 

 

好奇心旺盛に質問する。疑問文作成能力の重要性

 

ホームステイで英会話をする際に重要なことは、自ら積極的に英会話を行うという姿勢だ。

この時に重要なことは、好奇心旺盛に様々な事について英語で質問してみることである。

こちらから質問をすると、大概相手は自分に興味があると思うものなので、会話が盛り上がるし、質問をすれば当然相手が答える為に、リスニングの学習にもなるし、様々な会話から、豊富な語彙を吸収することができる。

海外旅行 英会話 勉強法 海外留学 英会話 を上達させる為に でも記したが疑問文をある程度作れる状態にしておくことが、色々な意味で役に立つ。

(※疑問文作成能力について興味がある方は 〝英会話 疑問文 を味方に付けよう!〟を参照して欲しい。)

 

日本社会について良く理解しておく。

 

私が海外に住み始めた当初は、英会話も満足に出来なくて困ったのだが、日本の事をステイ先の家族から尋ねられた時に、意外に答えられないことがあり困った。

質問されてから、様々な日本の事象について真剣に考えるようになり、海外に暮らしている間に日本のことに詳しくなったように思う。失業率の話、教育の話、医療問題、老人問題 などがよく話題になった。

質問されても答えられるように、問題について考えてみることと、上記のような分野について自分で答える時に、どのような英単語が必要になるか、思考実験してみる事をお奨めする。

 

ステイ先の人達と英会話の機会を増やす方法。

 

ステイ先の人達と英会話の機会を増やす方法は考え方によって幾らでもある。重要であることは、自分から積極的にその環境を作り出すということだ。そこで、私が実践した方法を以下に記してみたい。

 

居間でテレビを観ながら一緒に団らんする。

 

居間でテレビを観ながら、家族と英会話をすると、そこから得られることも結構多い。

私の場合あまりにも、正答率が低くていつも悲しい思いをしたが、テレビのクイズ番組は家族とよく観ていた。今でもハッキリ覚えている問題は〝日本の〝神風〟はどのような意味か?〟という設問で答えが〝divine wind〟だったものだ。

また、時々〝世界の面白番組〟のようなものをやっていて、その中で日本の某番組の〝熱湯風呂〟が出てきたのを覚えている。「あれは本当にboiling water なのか?」と聞かれて「本当だ」と答えた。

 

家族と一緒にショッピングモールに買い物に出掛ける。

 

家族と一緒にショッピングモールに出掛け、日常生活品を買うと、その過程で色々な英会話が発生して、面白い。

私はこれに関して本音を言うと、ホストマザーと一度夕飯の用意をするのに出掛け、3時間あまり付き合わされてから、あまりの長さに恐怖を覚え、以降は家族と行くことは無かった・・。

ただ、買い物の過程で自分が知らない英単語を覚える事が出来たり、売られている商品のパッケージを手に取り、読んでみると、日本語の発想では決して出てこないような英語的な表現などを吸収できる。

私は未だに、某メーカーのビスケットを観ると「digestive」なのかどうか?気にしてしまう。これはそういう体験から学んだものだ。

 

子供がいる家庭では、子供と遊ぶ。

 

私がお世話になっていた家庭には子供が二人いたので、たまに遊んだものだ。

そうすると、必然的に英会話の機会に迫られて、自分が一人で英会話本などを眺めながら勉強しているだけでは、知り得ることのない英単語などを吸収することができた。

〝telly〟〝silly billy〟 とかそういう表現は子供と会話をしていて獲得したものだ。

また、スクラブル(scrabble)という英単語ゲームも非常に役にたった。色々な英単語を覚えた後に、ステイ先の子供達とこれをやったおかげで、英単語の記憶が整理整頓されたと思う。

 

積極的に家事を手伝う。

 

ステイ先のホストマザーの家事をよく手伝ったものだ。これは意外に役にたった。特に英単語を覚える上で非常に役に立った。

例えば、掃除機を使う時に、hoover とマザーはよく言っていたので「vacuum cleaner とはこの国では言わないのですか?」と尋ねたり「どうしてhoover と言うのか?」と語源について尋ねると、以降この英単語は忘れなくなった。

 

ご近所さんのパーティーに出掛ける。

 

お世話になっていた家族は、近所付き合いが良い人だったので、たまに夜遅くにパーティーに呼ばれる事があった。

そうすると、英会話をする必要に迫られる。日本社会について尋ねられる事が多かったので、しどろもどろになりながらも必死に英語で答えた記憶がある。普段の家族とはまた違う視点で話が進むので、面白かった。

 

新聞を読み事件の背景などを尋ねる。

 

外国の政治の事は、その国の新聞を読み、身近な人に英語で尋ねてみると、よく解る。

私の場合は、夕飯を食べた後20分~30分位、新聞をざっと読み、その記事について英語で尋ねていた。そうすると、英会話をする機会に当然ながら繋がるし、ここで解からない英単語も吸収することができた。

“power sharing” 連力政権 などという概念はその当時覚えた。

(※英字新聞を利用した学習に興味のある方は「英字新聞 学習法」を参照頂きたい。)

 

意外に知らなくて困る日常英単語

 

英字新聞などをそれなりに読めるようになっても、日常生活に出てくる英単語が解からなくて困る事が私は多かった。

換気扇 清涼飲料水 ホッチキス ・・・ 

そういう英単語を知らなくて、家族の人との英会話のやりとりの中で少しずつ蓄積した。

英単語を覚える時は、通常は、記憶にシッカリ定着させるために、英単語が使われている背景をシッカリ抑えることをお奨めするが、海外生活を始める時に、日常英単語に自信が無い人は、短期記憶でも構わないので、出発ギリギリに頭に無理やり詰め込み、現地で使いながら記憶に定着させるのが良いと思う。

こうすると、詰め込んだ英単語を忘れる前に記憶に定着させる事が出来る。(※英単語の覚え方に関しては英単語 覚え方を参照して欲しい。)