英会話 上達するには サイクル作りをしっかりやろう。

英会話上達を真剣に考える方は大勢いると思うのですが、なかなかうまく行かないと言う方も多いように思います。

私はこの原因の一つが、上達のサイクル作りをうまく行っていないからだと考えています。ここで言うサイクルには主に2つの意味が含まれています。

 

・英語4技能のバランスをうまく取る。

・日々の学習時間を定期的に確保する。

 

・英語4技能のバランスをうまく取る。

英会話学習を本格的に行う時に、ついつい最初に考えがちなのは、英語で沢山話をすることです。これは間違いではないのですが、英会話をする時には、以下の4点が満たされていなければなります。

 

・自分で言いたい事を頭の中で作文出来る。(ライティング能力)

・正しい単語の配列でライティングが出来る。(グラマー能力)

・相手の言っている事を聞きとる能力(リスニング能力)

・自分の言いたい事を口から出す能力(スピーキング能力)

 

スピーキング能力を高めたければ、上記4つの技能をバランスよく伸ばさなければ、なりません。ですから、日々の学習でこの4つの能力を上手に向上させるサイクルが必要になります。

 

・日々の学習時間を定期的に確保する。

上記4つの能力を伸ばす為に、ある程度の学習時間を検討しなければなりません。色々な説があるようですが、英語をある程度のレベルで習得するには3000~4000時間あまりが必要なようです。中学・高校で英語を1500時間位学ぶようなのですが、これでも少なくとも1500時間~2500時間位は不足していることになります。

そうすると、年単位での計画が必要になります。毎日3時間勉強をやろうと思っても、仕事をしている方は、なかなか机に向かってまとまった時間を確保するのは難しいと思うので、日々の動作や作業にうまく組み込む事が大切です。そうなると、やはり通勤時間ということになります。

4つの技能をうまく習得するのに、あくまでも私が英会話学習者場であれば・・・という前提ですが、私は通勤時間に英語を聴いて、リスニング時間を確保します。また、朝頭が覚醒するまで時間がかかるので、その間英語に耳を傾ける・・というのもありかもしれません。スピーキングに関しては英語教室に通うのであれば、この時間を可能な限りスピーキングに充てます。グラマーに関しては、不明部分を日々の学習時間で調べて置き、ノートに書いたものをスマホで撮影しておき、これを通勤時間の地下鉄やバスの待ち時間があればスグに眺めることとします。ライティングに関しては、定期的に海外の友人と英文でのやりとりを通じて書く事とします。

これらを定期的に少しずつ行うだけで、かなり、学習時間が無理なく取れることと、学習時間をあまり無理をせずに確保できるように思います。

サイクル作りをうまくやると、時間確保の点からも英語4技能のレベルアップと言う観点からもうまく英語と付き合えると思います。

英会話学習 方法

英会話学習している生徒さんだけではなくて、英語学習をしている全ての方達にお伝えしているのですが、英語学習というのはどうしても長い時間はかかります。そして、継続的に学習していかないとどうしても効率は上がらないので「長続きできる方法を考えてみてください」とお伝えしています。

いちばん簡単な、長続きできる方法の準備は「楽しめる方法を沢山考えること」です。

例えば私の場合は、英語学習用のCDを使っているとつまらないので、出来る限り生のニュースを聞くようにしました。この方が話の内容にも変化があり、飽きずに続けられるのです。また英語の文章を読む時も、英字新聞をよく読むようにしました。新聞を読む方が、英語教材よりも楽しく感じたのです。

また、英会話についてですが、向こうに住んでいた時には、よくパブに出かけて人と話をしていました。酒を飲みながら話すほうが楽しいし、思いがけない情報も収集できるし、そして何よりも実践的であるので、自分が英会話をする時に、そのような部分を改善すべきか?ということがリアルに解かります。また、英会話の中で英単語覚える方が、圧倒的に英単語帳で覚えるよりも楽である ということもあります。

楽しい方法を可能な限り考える方が、英会話学習は長く継続できます。そして、結果的に力が付きます。

英語学習 計画 週に何回英語学習をするべきか?

英語が上達している生徒さんを前回のブログで記しましたが、今日もその続きです。

この生徒さんは本当に初心者だったのですが、うまくレッスンで習ったたことを定着させてくれています。そこで重要になる事は英語学習の頻度だと思うのですが、様々な生徒さんを見ていると、週3回のペースで学習をしてくれている方は、大概うまく行くものです。

例えば・・・

・火曜日に英語教室に通い、レッスンを受ける。

・木曜日に復習を兼ねてさっと見直し、これまでのところを練習してみる。

・土曜日にレッスンでこれまで習ったことを練習する。そして先生に宿題を提出する。

このように、3回位行うと、うまく身に付くようになるものです。

本当は毎日出来ればば良いと思うのですが、仕事をしていたり家庭を持っていたりなどすると、なかなか思い通りにはいきません。週3回ぐらいであれば隙間時間を見つけて、こなすことができるようになると思います。

中学校3年生くらいまでに習うことを、使いこなせるように体得すると、リーディング学習が開始できるようになったり、するに伴いリスニング学習することもできるようになるので、上記のようなプランに加えて、通勤時などにリスニングをすると言う、さらに隙間時間をうまく使いこなす英語学習も可能になります。

英会話 目標設定 夢は高く目標設定は高過ぎず

英会話学習を行う時に、特に初心者の陥りがちなのは、目標設定をあまりにも高くしてしまうということです。

夢を高く というのは非常に素晴らしいことです。ところが目標設定を高すぎに 設定してしまうと、なかなか自分の思っているように上達できないために、だんだんとモチベーションを失う傾向があります。

これはダイエットと似ているかもしれません。1か月で20キロ痩せるという目標を持ったとしても、うまく痩せる事ができなかったり、仮に体重を落とすことが出来ても、リバウンドしたり、病気になったりします。これでは一体何のためのダイエットかわからないです。すべては目標の高すぎることに原因があると思います。

英会話学習を始めたばかりの人が『1年後にネイティブスピーカーのように話をしよう』などと考えても、なかなかそうなるものではありません。

夢は高く持ち、そして目標設定を実行可能なところに細かく設定することによって、うまく目標達成でき、そしてモチベーションを維持できます。

現実的な目標設定がどういうものであるのかは、インターネットで情報を様々なところから集めてみると、ある程度推察できるようになると思います。勿論、英語教室の先生から聞くのも勿論有効です。

英会話 学習法  学習のポイントを何にするか?

英会話学習をする時に、多くの方が悩みを持つと思うのですが、特に初心者の方が悩むのには理由があると思います。簡単に言うと、ちょっと欲張りなのかもしれません。例えば、中学生レベルの基礎力(英文法や英単語など)が固まっていない方は、どんなに『英語で伝えようという意思』があっても、英文自体を口から出すことが出来ないのですし、相手が言っている英文を聞き取ることも難しいですし、全体的に漠然としてしまうものです。英会話をするということは、英語総合能力の披露会のようなものだと考えると分かり易いかもしれません。

ですから、英会話  学習をする時に重要であることは、学習をする上で、まず何に焦点を当てていくのか?という事です。どれもこれも全部の力を上げようと欲張ろうとすると、泥沼にはまります。

フォーカスするポイントですが、以下を考えると良いでしょう。

・中学生レベルの英文法の理解。

・中学生レベルの英文を作成する訓練。

・最低、中学生レベルの英単語の習得(play や sleepなど)

・簡単な英文を聞き取る訓練。

いくつ

中学生レベルの英文法の習得と英単語などでは同時並行してやることは可能でしょう。短期的な目標を立てて、そこに焦点を当ててみてください。

英会話学習戦略論6 英単語2

英語は英単語の順番で意味を成す言語なので、この語順は、ある程度正確でなければいけません。主語の位置におかなければならない言葉(=名詞のことですが)、自分が覚えようとする時に、英単語が名詞という認識がないと、自分が実際に主語で使う時に困ってしまいます。名詞であるのに、動詞と認識していたのであれば、それだけで位置が違ってくるからです。

もちろん名詞は主語だけではなくて、補語や目的語にもなるのですが、英語の文章は主語と動詞があることが最低限なので(主語、動詞があるだけで、それなりに意味が分かるものです。)、文頭で使う主語は非常に重要であります。以上を考えると、まず主語の位置で使う言葉ということをしっかり意識しなければなりません。

次に動詞を覚える上で大切になるのは、それが自動詞か他動詞かということです。

自動詞であれば、目的語が必要ではありませんが、他動詞であればそれが必要になります。ですからその識別はしっかりやらなければいけないのです。

できれば、動詞を覚える時には、副詞も一緒に覚えたほうが良いでしょう。というのも、ある動詞と一緒によく使う副詞というものがあるからです例えばの以下の例です。

study 勉強する

study hard 一生懸命勉強する

speak English 英語を話す

speak English fluently 流暢に英語を話す

そこまで覚えた方が実際に会話をする時に役に立つと言えると思います。

英会話学習戦略論5 英単語1

英会話学習を進めて、英文法の問題が片付いてきたのに、会話がそれでも上達しないとしたら、恐らく今度は語彙力の問題となるでしょう。

自分が、英文法の理解が出来ているのにも関わらず、その英文法項目を応用しようと思うのに、応用できないというのであれば、それは英単語力の問題であると言うことです。つまり、英単語の入れ替えが上手くできないので、せっかく持っている英文法知識をうまく活用出来ないということです。

それでは、英会話をする上で英単語をどのように学習していけば良いのか?という事について書いていきたいと思います。

かなり乱暴な言い方かもしれませんが、英単語は自分が会話をする上で必要なものからまず覚えていけば良いのです。英単語の覚え方には色々なやり方がありますが、どれか1つの方法にこだわる事無しに、自分がまずやりたいようにやればよいのです。英会話をしながら覚えるのも良し、英単語帳で覚えるも良し、語源で覚えるも良し、カタカナから覚えのも良し、頭に入るのであれば全て試してみてください。

さて、英単語を覚える上で重要なのは、品詞をしっかり理解するということです。なぜ品詞をしっかり理解する必要があるのかというと、それは英会話をする上で、語順が非常に重要であるからです。

英会話学習戦略論4

英文法項目を1つ学習し、それを理解できたら、今度はその文章の中のどの部分を置き換えるとどのように意味が変化していくのか?という視点から考えていくと良いでしょう。そうすると、この作業自体がその文法項目に関して能動的に働きかけていることになるので、結果としてその英文法項目に対する応用力が育つのだと思うのです。

実際に英会話をするという作業は、全てその場その場で応用問題が出題されるようなものですから、初期段階から自分で操作する感覚を体験しておいた方が良いと思います。この操作する感覚を持てないと、いつまでたっても英文法を単純暗記して終わることになるので、応用力全然身につかないのです。

私が思うに、中学校や高校の英文法指導の良くないところは、英語教師が担任英文法の項目を説明し、その英文法項目を学生はひたすら丸暗記するということをやっているからだと思います。もちろん暗記しなければならない知識もありますが、重要なのはそれを応用し使えるようになる事なので、可能であれば自由に英作文をさせてみると良いとものです。

ただし、学校の先生がこれを拒む可能性もあると思います。というのも、結構な数の英語教師の実力は札幌の場合不足していると言っても過言ではないからです。残念なことに、生徒が作り出した文法が本当に正しいかどうかということをきちんとチェックできない先生もかなりの数でいるでしょう。

 

英会話学習戦略論2 英文法

前回のブログの続きですが、英会話ができないという多くの日本人の共通する問題の1つが、自分が使える英文法の幅が狭いということです。

これは英文法を知っているというレベルではダメなのです、英文法理解している事は当然で、それを実際に自分が使いこなせるかどうか?というところがポイントなのです。

実際に自分の頭で理解している英文法でも、案外使えないものいうのがたくさんあります。ここも使えない英文法事項が実際に自分が英語を話すときに使えることによって、本当の意味でその英文法がについていると言えるのです。

日本人の多くの英会話学習者は、ただ闇雲に会話量を増やすという方式で練習している人が多いのです。英文法なんか、極端なことを言えば必要がないという人も多くいますが、自分が使えない英文法項目を使えるように練習することで、自分の表現できる幅に広がりが出ますから、会話量を沢山こなすよりも実は短期間で大幅に英会話能力を向上させる可能性があるわけです。

英文法をちょっと習っただけで、割合その知識を応用して使いこなせるようになる人は、その英文法項目を学習した直後などに、それを使い自分でどのような事を話すか?ということをよく考えていると思います。それに対し、使いこなせない人というのは、あまりそういうことを真剣に考えていないものです。ですからあまり使えるようにならないのです。

次回からは英文法の練習の仕方を書いてみたいと思います。

英会話学習戦略論1

英会話学習をしている皆さんは、今より少しでも英会話が上手になりたいと考えると思います。

今より少しでも上達したい時に、まず考えなければいけない事は、英会話上達のための戦略を自分なりにじっくり考えてみてみることだと思います。

1.自分の英会話力の現状分析を正しくする。

2.自分がその問題を解決するために何をするべきか?を考える。

3.その解決策を実行する。

4.その解決策を実行したことにより、本当に解決しているかを分析する。

5.問題が解決していない場合は、もう一度原因を分析する。

私ならこの 5つの流れに従って考えていきます。

今まで生徒さんを見てきた経験から、英会話ができない人というのは、だいたい2つに分かれると思います。

1.自分が使える英文法の幅が狭い。

2.語彙力が少ない。

この2つに分かれると思います 。このように原因を分析しないで、闇雲に英語をたくさん話すとか、文法の勉強ばかりするというのは、あまり効率の良い方法とは思いません。私の経験上、闇雲になっても、長期間の英語学習から考えると、損がほとんどないと言えるのは英単語をたくさん覚えるという事ぐらいでしょう。

それぞれケースに対する対処方法を次回から考えたいと思います。