英会話 子供 年齢と学習方法。3

前回は英会話学習に関して、ある中学生の成功例について話をしたのですが、今日は失敗例について話をしたいと思います。

ある中学生のケースでしたが、小さい頃から英語に触れる環境がいろいろとあったようです。ところが中学生になり、だんだんとそれまでの英語学習のやり方が通用しなくなりました。

そこで私の教室に通うようになったのですが、本人はそれまでのなんとなく英語を理解するという発想から頭を切り替えられないためなのか、必要な事だけでも英文法学習するとか、問題点を指摘された時にそれについてじっくり考えてみるとか、そういう発想があまりなかったようです。

極端なことを言うと、全て暗記なのです。ゼロか暗記なのです。当然英語の内容が難しくなるにつれて、応用もきかなくなるし、自分が小さい頃から積み上げてきた、英語知識も感覚がベースとなっているので、どうもわかってしゃべっているようではなかったのです。

私は英語教師になって以来日々いろいろなことを考えるのですが、人間は進化したければやはりどこからじっくり考えるということが必要になると思います。単にフィーリングだけでは、物事がうまく進ようには思えません。

この生徒さんとの経験から尚一層、そんなことを考えます。

2014年8月21日 | カテゴリー : 英会話 子供 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英会話 子供 年齢と学習方法。2

前回のブログで、子供と英会話学習の話について触れてきましたが、今日もその続きです。教室にいる中学生のケースで話をしたいと思います。

ある中学生のケースですが、小さい頃から英語教室に通ったのだそうです。小さい頃から英語に触れてきたためか、聞き取り能力が非常に高くて、いつも感心させられます。

今でも鮮明に、初めて私の英語教室に来てくれた時のことを覚えているのですが、1番最初に自分の中で疑問に思っていたことは『どのような場合に、Are  you~?にし、どのような状況でDo you~?にすべきかどうかわからない・・・』という事でした。

具体的な例を示しながら説明すると、10分ぐらいで簡単に理解ができるようになりました。そして、以降この点がわからないということはありませんでした。元々持っている小さい頃からの英語学習の成果と、知識として頭に入れたことがうまく融合でき、結果として、本当の意味での英語力になっているのと思います。

実際、授業では、今あまり英会話をすることは無いのですが、結構ペラペラと話すことができます。文法的にも正しい英会話が出来るのです。

この生徒さんの例は、状況に応じて英会話学習の仕方が色々とあるということだと思います。また、体験的な英語学習の限界点みたいなものが示されているように思えます。

2014年8月20日 | カテゴリー : 英会話 子供 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英会話 子供 年齢と学習方法。

英会話をお子さん達に習わせようと、英会話教室に通わせている方も多いと思います。

重要なのは、お子さんが小さい間は、英語学習そのものを楽しめるか?という点であると思います。お子さんの英会話学習について、私はいつも思う事は、ある程度の年齢になった時です。

だいたいこの年齢は、10歳より上になると思うのですが、外国人となんとなく会話をしたり、外国人の講師とゲームをやったりなどしながら、英会話を身につけるというパターンで学習してきた人は、伸び悩みという状況になるケースが多いのです。

私はこれは当然であろうと思います。というのも、24時間英語を喋り続けたり聞き続けている環境ならいざ知らず、週に1時間や2時間程度そのような学習方法で英語に触れていても、体験的に英語学習をする限りにおいては、道具として本当に役立つ英会話を身につけるには厳しいでしょう。

体験型英会話学習のもう一つの問題点は、語彙力の形成や文法の構築にあると思います。ある程度の年齢になってくると、ニュースやそういったものを理解しなければならないと思うのですが、文章構造が複雑になってくると、文法的にも複雑になりますし、また語彙も難易度が増してきます。単に遊びながら英会話学習をしているだけでは、なかなかそのレベルに達するように思えません。

2014年8月19日 | カテゴリー : 英会話 子供 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa