帰国子女 英会話

帰国子女の方をテレビなどで拝見していると、私のように20歳位から本格的な英語学習を開始したものと、大きな差があるな~ といつも感じます。

英検やTOEICのテストなどで同じレベルであったとしても、英会話をする時に大きな力を感じるものです。頭の中に全く同じ数の英単語や英語表現がインプットされていたとしても、運用能力の点でかなりの違いを感じます。

その差は一体どこから来るのか?ということを考えてみると『英語で経験した場面の多さ』と『その場面ごとに覚えている英文例の豊富さ』であるように思います。言い換えると、場面ごとに大量の英単語や英語表現は当然ですが文章としてを沢山持っているように思います。

このような差が非常に大きいように思います。

話は変わりますが、翻訳機械やソフトを開発している人は、こういう研究を相当やっているのは当然だと思いますが、シチュエーションごとにデーターを大量に覚え込ませることが出来れば、相当良い翻訳機械やソフトは出来上がるのだと思います。(ただ、この状況の多さは相当なものだと思いますが)

将来技術の発展が目覚ましくなってくると、ある動画などを1時間とか見るごとに、大量のシチュエーションと英語表現が頭の中に残るようになり、帰国子女とそうでない人の差も狭くなるように思いますが、その頃私はこの世にいないように思います。(笑)

2014年10月29日 | カテゴリー : 帰国子女 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英語力 帰国子女2

前回のブログで帰国子女のお子さんが、もし英語力の伸び悩みに直面した時に、英語学習を正しい方向に導く親御さんの協力が必要だという話をしました。今日はそれを続きです。

私自身は1年間留学していたものの、いわゆる帰国子女ではないので、帰国子女の人たちに会う時に、いろいろなことに興味を持って質問してしまいます。

特に興味を持って聞くのは、帰国子女で英語力が本当に素晴らしい人達です。どのような英語学習をしたのかと?海外に住んでいる間、そして帰国後の両方について尋ねます。

興味深いポイントは、文章をある程度きちんと読める人たちは、帰国後に英文をしっかり読む練習をしたり、文法の理解と言うものをきっちりとやっているパターンが多いということです。

逆に、あまりそういった力がない人達は、ほとんどそういうことをやっておらずに、英会話が気がなんとなくできるという状態なのです。

こういう状況を何回も目撃するようになり、私はたとえ帰国子女であったとしても、単に丸暗記していたり、使っているだけでは本当の意味での高度な英語力は獲得できないのだと確信するようになりました。

英語のインプットアウトプットを大量にやっている彼らであってもそうなのですから、英語に触れる時間が限られる国内で英語学習をしている人達は、その点についてじっくり考える必要がありそうです。

2014年8月23日 | カテゴリー : 帰国子女 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa

英語力 帰国子女 

私のある生徒さんには、妹さんがいらっしゃるそうなのですが、結構早い年齢で英検準1級を取得されたそうで、話を聞いてびっくりしました。この生徒さんのお母様は非常に英語が堪能な方で、そして英語学習の方法を非常によく理解しているからこそ、このようなことが可能になったのだと話を聞いていて思いました。ちなみに、この生徒さんも妹さんも帰国子女では無いのです。

私は帰国子女の方がその後英語力を発展させていく上で重要になるのは、父親や母親が英語学習というものをどれだけ理解しているのか?という点にかかっていると思います。親御さんの英語力がなければ英語力が伸びないという意味ではなくて、英語学習の方向性というものを自分のお子さん達に正しい方向に導く力があるかどうか?ということが非常に重要になると思うのです。

例えば、お母さんがある程度英語が堪能で英語学習のプロセスというものを良くも悪くも理解している場合は、自分の子供が誤った道に進みそうな時に、助言を与えることができます。

ところが、例えば自分の子供が帰国子女である程度英語が堪能だけれど、一定のレベル以上伸びない・・・となった時に、お母さんがあまり英語学習と言うもの理解していないと、問題点を正確に把握できません。そして、えてして余計なアドバイスだけをするようになるのです。これでは自分のお子さんの英語力を伸ばすこともできないし、お子さんの立場から見ると、ただ煩い親 というだけになってしまいます。 つづきは次回。

2014年8月22日 | カテゴリー : 帰国子女 | 投稿者 : hoshinoenglisheikaiwa