小学生 英語 必修化 について

某日新聞を読んでいると、小学校での英語教育の問題点について書かれていました。

教員によっては、英語アレルギーがある方もいる様で、実に大変な状況です。フィンランドのように、国民の数が数百万人のようなところであれば、質の高い教員を確保するのも苦労なく出来てしまうのかもしれませんが、数が多い日本ではなかなか難しいのかもしれませんね。

週1回とか2回の英語レッスンを小学3年生位から始めたとしても、その他の時間英語に触れている時間がなければ、道具としての英語の獲得は難しいように思います。

かなり乱暴なやり方かもしれませんが、予算の関係もあるし、教員の質にもバラツキがあるので、私は小学生の英語の授業というのは コンピューターゲームのようなものを英語でさせてみて遊ばせたり、ディズニーの英語を見せるなどさせて、小学校の先生の能力がバラツキがあっても出来ることをさせるのが、ロングスパンでは良いように思えます。『英語はなんとなくこんな感じ』という印象を子供に持ってもらい英語に対する前向きな感覚を形成できれば十分ではないかと思います。

そこから、興味のある子は自分で英会話教室や英語教室に通うことを選択すれば良いですし、英語でもっとゲームをやりたいという子供は、ゲームをさらにするようになり、結果として英語学習や英会話学習はそれなりに進むように思うのです。

ゲームを英語でやるようになれば、複雑なゲームになればなるほど、より英文読まなければならないなど文法的な側面の理解が必要になるので、その時はみっちり理屈を理解してもらえるようにすれば良いように思います。

国民全体にある程度の効果を期待するには、どこを妥協点にするのか?という視点が重要であると思います。

公立学校の英会話授業について3

すべての学校の先生がそうだとは言うつもりがありませんが、少なくとも私の経験上は、何が英語学習を面白くなくさせるかと言うと、学校の英語学習が知的な好奇心に溢れるものではないからというのが私の意見です。

例えば、英文法の現在完了一つを教えるにしても have +過去分詞 という形で・・・・  などと参考書に書いているような話を生徒の前で説明し、それを君たちは覚えなさいという発想で教えていても、学生たちは知的好奇心など全く感じるようにならないと思うのです。

私の英語教室で生徒さん達を指導していると、難しい分野の話であっても、それなりに理解が進む話や、知的好奇心で満たされるような話をすると、多くの学生さん達はだいたい満足されているように思います。

実践的な英会話が良いからと言って、よくわからないゲームをした方が良いというのは、学生さん達の知的能力をあまりにも愚弄しているように思います。

実際に、私の教室に来ている生徒さんの話からだけですが、学校で英会話をして面白いと言っている子たちは1人もいません。そうなると、英会話の授業するということ自体の意味がなくなります。

教わる側の姿勢も重要ですが、教える側ももっとレベルアップしないと駄目でしょう。

 

公立学校の英会話授業について1

ある中学校の先生と英会話の授業について話をしました。

今の公立の教育現場ではコミュニカティブアプローチ的な考え方が多くなっていて、先生が英会話をしながら、ゲームやなどよくわからない作業をさせることが多いというのです。

このアプローチは、英語を学習する上ではモチベーションこそが大事だ言う考え方から来ているわけですが、私はほとんどの授業を、このようなやり方で行うというのは非常に危険な考え方であると思います。

確かに英会話を習得する上ではモチベーションは大切です。ですが、楽しむことだけで、本当に将来必要な技術が身につくのでしょうか?

プロ野球の選手になった人が、小さい頃から基礎的なトレーニングを一切しないで野球のゲームを楽しんで行い、その結果でプロ野球の選手になれたというパターンを私は1つも聞いたことがありません。

キャッチボールやらすぐりやら地道なトレーニング終わったうえで、その技術の向上を確認する上で試合をしているパターンが多いのではないでしょうか?

基礎技術を向上させるために地道なトレーニングは欠かせないというのが私の意見です。この少し大変なトレーニングを学習者にさせるためには、一つ一つのトレーニングを集中してさせるようなレッスンメニューさえ提供できれば学習者は、よくわからない件でなくてもモチベーションが維持できるものです。